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「金剛山ゴルフ場では、北朝鮮式のゴルフ用語を使ってください」

「金剛山ゴルフ場では、北朝鮮式のゴルフ用語を使ってください」

Posted February. 23, 2006 03:16,   

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「打撃台(ティー・ボックス)」「ボール受け(ティー)」「鉄の棒(アイアン)」…。

9月末に完工される金剛山(クムガンサン)ゴルフ場では、北朝鮮式のゴルフ用語を用いることを決めた。

現代峨山(ヒョンデ・アサン)と全国経済人連合会が韓国企業家150人を招待して11月に開催する金剛山ゴルフ大会でも、同様だ。

これにより、ティー・ボックスは「打撃台」、ボールを乗せておくティーは「ボール受け」、アイアンは「鉄の棒」と呼ぶ。

北朝鮮式のゴルフ用語を用いるのは、キャディーが全員北朝鮮の女性で構成されるためでもある。現代峨山は来月、北朝鮮に、金剛山ゴルフ場で働くキャディーを要望し、6ヵ月間、キャディー専門教育を行う予定だ。

金剛山観光地区であるコソンボン一帯の50万坪に18ホールが設けられた金剛山ゴルフ場は、ホールごとに金剛山を別の位置から見ることができ、すばらしい景観だと、現代峨山は説明した。

フェアウェーの広さが75〜80ヤードで、韓国のゴルフ場より20〜30ヤードも広く、OB(Out of Bound)になる確率も小さい。

3番ホールは、長さが1014ヤード(927m)で、パー7。現在、世界でもっとも長いホールとされる米ミシガン州のチョコレイ・ダウンズ・ゴルフクラブのパー6のホール(1007ヤード、920m)よりも、7ヤード長い。

14番ホール(パー3、155m)は、釜のふたをひっくり返した形に設計されており、ティーショットしたボールがグリーンに乗るだけでカップに吸い込まれ、ホールインワンが可能。

クラブハウスには横9m、縦3.5mの大型金剛山ゴルフ場の壁画がある。北朝鮮の百虎(ベクホ)芸術創作社所属の画家15人が35日間、金剛山ゴルフ場の秋の風景をテーマに13番ホールから16番ホールまでの景色を描いた。

総工費723億ウォンが投入されたこのゴルフ場の所有権は、ゴルフ運営会社であるエマソン・パシフィック社が90%を持っている。現代峨山は北朝鮮から使用許可を受けた土地50万坪を提供し、10%の所有権を持っている。

金剛山ゴルフ場は会員券を売らないが、ゴルフリゾートのゴールフテルは、一般に分譲する計画だ。利用料金は未定だが、韓国のゴルフ場より、かなり低く設定するという。



yhchoi65@donga.com