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KAIST、「総長再信任」を問うアンケート調査を秘密裏に実施

KAIST、「総長再信任」を問うアンケート調査を秘密裏に実施

Posted February. 22, 2006 04:32,   

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韓国科学技術院(KAIST)教授らがロバート・ラフリン(55、写真)総長の職務遂行能力を秘密裏に評価し、その結果を22日の全体教授協議会総会で発表する予定であることが確認された。教授らの評価は、今年7月に任期が終わるラフリン総長の再信任を問う性格が強く、ラフリン総長の中途辞任につながるかどうかが注目される。

ノーベル物理学賞受賞者のラフリン総長は、04年7月14日、2年契約でKAIST総長に就任しており、理事会と本人が反対しなければ2年間自動延長される。ラフリン総長は任期延長を望んでいるという。

21日、KAIST側によると、KAIST教授協議会(会長=姜錫重・新素材工学科教授)は先月16日、118人の教授の出席のもとで総会を開き、95%の賛成でラフリン総長の職務遂行能力を評価することを決定した。これを受け、協議会は7〜10日、全教授409人を対象にラフリン総長の△リーダーシップ、△財政確保の努力、△使命感、△学校の対外イメージの向上の4つの分野、11の細部項目についてアンケート調査を実施した。

協議会はまた、総長の職務遂行能力を5レベル(A〜E)で評価し、総長の契約延長についての意見を聞いた。KAIST教授協議会が現職総長に対して、事実上の「信任投票」を行ったのは今回が初めてだ。

協議会側関係者は、「多数の教授が否定的な評価をしたと聞いている」と話した。評価結果はラフリン総長と総長選任権限があるKAIST理事会(理事長=林寛・三星総合技術院会長)に、すでに通報されたもようだ。

ラフリン総長は、20日に開かれる06学年度新入生の入学式に出席せず、休暇を取って、19日、米国へ渡った。ラフリン総長は就任直後、KAISTの私立化と総合大学化、学部中心制の運営案などを独自に発表し、教授たちと対立し、一部教授はこれに反発して辞任したりもした。

これについて科学技術界では「外国人総長に対する嫌がらせ」という否定的な見解と「教授たちの正当な意思表明」という見解に分かれている。

ラフリン総長は、米スタンフォード大学応用物理学科に在職していた1998年、「分子量子ホール効果」を理論的に説明した功労でノーベル物理学賞を共同授賞しており、ポステック(浦項工科大学)亜太(アテ)理論物理センター(APCTP)所長として在職した後、KAIST総長となった。



doyoce@donga.com