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韓国衛星「ムグンファ第5号」海で打ちあげる

韓国衛星「ムグンファ第5号」海で打ちあげる

Posted February. 21, 2006 02:59,   

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韓国4番目の商業用衛星兼、最初の軍事用衛星である「ムグンファ(日本のムクゲに該当)衛星第5号」が、今年7月下旬ごろ、太平洋海上で打ち上げられる。人工衛星の海上での打ち上げは、韓国国内初であり、世界では23番目となる。

KT(旧韓国通信)は20日、衛星打ち上げの安全性、環境、国際法、領土などの問題を検討し、ムグンファ5号の打ち上げ方法として、地上での打ち上げでなく海上での打ち上げを選択したと伝えた。ムクゲ5号は今年7月、ハワイ南方の太平洋公海にある大型船舶の上で、地球の上空3万6000キロの軌道に打ち上げられる。

李長世(イ・ジャンセ)KT広報部長は、「94年に打ち上げたムグンファ衛星2号の寿命が7月に終わるため、3号に続いて5号を打ち上げる」とし、「慣例から4号衛星は打ち上げず、5号と命名した」と説明した。打ち上げ水域は、ハワイからバージ船(はしけ船)で12時間かかる、赤道付近だ。

このように地上での打ち上げでなく、海上での打ち上げに決めたのは、赤道付近の海上で衛星を打ち上げた場合、地上での打ち上げより、費用が30%ほど節減できるためとされる。ムグンファ衛星5号は、商業用通信や放送サービスとともに、軍に通信サービスを提供する軍事用衛星としても活用される予定だ。

これに先立ち、ムグンファ3号は、99年9月に南アメリカ大陸のブラジル北部に位置するギアナ(フランス領)で打ち上げられた。



yhchoi65@donga.com