Go to contents

米軍に入隊した韓国軍兵役対象者のこれからは?

米軍に入隊した韓国軍兵役対象者のこれからは?

Posted February. 18, 2006 02:59,   

한국어

米国の市民権と永住権をそれぞれ取得した2人の韓国軍の兵役対象者が米軍に入隊し、論争となっている。

17日、国防部と兵務庁によると、彼らが兵役法上の兵役義務を果たさずに米軍に志願入隊し、身柄処理をめぐって政府が頭を悩ませているという。

2人はいずれも04年に韓国軍に入隊する対象者だったが、A(22)氏は駐ドイツ米軍に、B(21)氏は駐韓米軍にそれぞれ入隊し、現在一等兵として服務中だ。

米国の市民権者であるA氏は、入隊身体検査を控え、海外旅行の許可届出を行った後、出国した。以後、米軍に入隊し、昨年6月に自分の勤務地であるドイツで休暇を兼ねて韓国を訪れた後、再出国しようとしたところを、空港で兵役法違反の容疑で逮捕・起訴された。徴兵検査を受けなければならない期間が過ぎても徴兵検査延期申請を行っておらず、兵務庁がA氏に対して出国禁止措置をとったわけだ。

A氏は、米軍の身分であることが考慮され、起訴猶予になったが、ドイツに行けず、駐韓米軍兵営の内部で8ヵ月間、韓国政府の処分を待っているという。

国内で外国人高校を出たB氏は、出国許可届も行わないまま、米国に渡った後、米軍に入隊して駐韓米軍に配置されたという。米国の永住権を取得したB氏も、徴兵検査を受けていない。

兵務庁はB氏の所在把握のため、家族に連絡した結果、B氏が駐韓米軍に入隊したという話を聞かされた。兵務庁は、二人が現行法に明らかに違反しただけに、法的処理は避けられないという方針だ。しかし、彼らが米軍の身分であり、前例のないことであるため、国防部に「有権解釈」を依頼している。



mhpark@donga.com