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在韓米大使婦人のバーシュボウさん、韓国で個人展開催

在韓米大使婦人のバーシュボウさん、韓国で個人展開催

Posted February. 10, 2006 07:01,   

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人と作品が双子のようにそっくりだ。明るくて愉快だ。9日午前、ソウル中区貞洞(チュング・チョンドン)の在韓米大使官邸で会った大使婦人のリサ・バーシュボウさん(53、金属工芸家兼宝石デザイナー)と彼女が作った工芸品がそうだった。

ぜい肉のないほっそりした体にウェーブのない短いカット、赤い縁のメガネをかけたバーシュボウ婦人は、年より若く見える童顔だった。彼女の顔には明るい微笑みが絶えず、見ている人の気分まで良くする朗らかさが感じられた。官邸の付属建物の作業室で会った作品も同じだった。高価な宝石ではなく、アルミニウムやプラスチックなど安くて軽い材料を幾何学的な文様に切り取って作った作品。赤、緑、青など派手な原色と葉っぱのデザインが目立ち、動くたびに音がするブローチと首飾りでは造形美と聴覚的な楽しさが感じられた。

昨年10月、夫と共に韓国にきたバーシュボウ婦人は、ここへ来て、作業室で過ごす時間がもっと長くなった。今月から相次いで開かれるグループ展と個人展を通じて、本格的に作品をお目見えする計画であるからだ。

「6月1日から2週間間、ソウル鍾路区仁寺洞(チョンノグ・インサドン)のソン画廊で初の個人展を開くことにしました。韓国に来たばかりなのに、個人展の招待を受けて嬉しいです。これに先立って、恵まれない人たちを助けるための『夢を盛り込んだ首飾り100選』(15〜27日、ソウルオークション江南店)で5点の首飾りを展示し、3月には韓国工芸家協会主催の『手の再誕生工芸展』(3月3〜17日、ソン画廊)と韓米両国の作家が参加する『ブリッジ店』(3月1〜13日、仁寺アートセンター)など、団体展にも参加します」

バーシュボウ婦人は「一日でも早く韓国で出会った人々と仲良く仕事がしたくて、これまで提案された展示要請はすべてオーケーした」と笑った。「手の再誕生工芸展」では作家別にテーマを選ぶが、彼女は「ユーモアと人間」を選んだ。普段の好みが見て取れるところだ。

「私の作品を貫くキーワードは『はつらつさ(Cheerful)』だと言えます」

6月になると結婚30周年を迎える彼女は、結婚後、これまでロンドン、ブリュッセル、モスクワなど、夫が赴任地を移すたびに現地で展示会を開いて好評を得た。外交官の夫人として忙しい毎日を送りながらも、作業を一度もやめずに続けてきた理由は何だろうか。

「大使の婦人として夫を助ける事に自負心を感じます。同時に芸術はいつも私を表現する優れた方法であり、人に会う良い通路になってくれました。作品を通じて、人々と何かを分かち合えることができたら、本当にすばらしいことだと思います」

米国では韓国系作家と付き合いがあったが、韓国はもちろんアジアは初めてだ。韓国人は親切でオープンした心を持っているようだと評する彼女に、反米感情を肌で感じたことがあるかを尋ねた。

「反米感情は世界のどこへ行っても感じられます。しかし、韓国では不快な経験をしたことがありません」

モスクワで駐在している間はロシア産の「琥珀(こはく)」を作品に活用した。最近は玉(翡翠)を注意深く見ている。数年後、彼女の作品の中に韓国の素材や伝統がどのように反映されるか楽しみだ。



mskoh119@donga.com