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買い物に夢中になる男性が増えている

Posted February. 04, 2006 04:35,   

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▲男性の「ショッパーホリック」が押し寄せる〓「レジ機の計算される音、美しい商品、匂いだけ嗅いでも幸せな気分になる」。

英国の小説「ショッパーホリック(shopaholic)」は、ショッピングのためすでに破産したものの憂鬱な気分を忘れるために、再びショッピングをするショッピング中毒者の話だ。昨年、ニューヨークタイムズとアマゾンドッドコムのベストセラー・リストに上がった。

習慣的に買い物をしながら快感を感じるショッパーホリックは、もう女性だけの話ではない。最近、ショッピングを楽しむ男性が大きく増えている。特に、他人の視線を気にしなくても良いインターネットのショッピングモールには男性のショッパーホリックが溢れる。

インターネット・ショッパーホリックの李ホミンさんは、「売り場を回りながら買い物するのは何だか恥ずかしかったが、インターネットショッピングは人を気にする必要がないため、一日で数回利用している。ショッピングは習慣であり、自己満足だ」と話した。

インターネットショッピングモールのGSイーショップの男性会員は、全体の45%に達する。購買品目は情報技術(IT)関連製品からファッション、料理などへ多様化している。1回の購買額も女性(8万6000ウォン)よりはるかに多い13万2000ウォンだ。

最近はデパートなど、オフラインの売り場でもショッピングを楽しむ男性をよく見かける。

▲男性は「ショッピングDNA」がない?〓1998年、英国の心理学者ダビッド・ルイス氏は、クリスマスセールで混み合うデパートで男性が感じるストレスの強度が戦闘機を操縦するパイロットや暴動を鎮圧する警察に似ているという研究結果を出した。しかし、デパートを嫌う男性も、ソウル・龍山(ヨンサン)の電機製品街では、数時間を過ごしても不満がない。ショッピング自体を嫌うわけではないということだ。

それにも関わらずショッピングを忌避するように見える理由は、男性の「狩り本能」のためだと心理学者は説明する。客観的で合理的な根拠を見出せないと、ショッピングを時間の無駄遣いだと思うということだ。

例えば、電機製品街でのショッピングは商品に対する知識を蓄積できるため、長時間いてもかまわないが、ファッション商品のショッピングは理由が付けられないということだ。



kimhs@donga.com