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「韓国系混血児に米市民権を」二度も法案上程したエバンス議員

「韓国系混血児に米市民権を」二度も法案上程したエバンス議員

Posted January. 27, 2006 03:06,   

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エバンス議員が昨年2月に上程した法案は、韓国、ラオス、ベトナム、カンボジア、タイの5ヵ国の女性と米国人男性との間に生まれた子供のうち、米国の永住権を有する者には、自動的に市民権を付与するというのが骨子。04年4月にも同法案を議会に提出したが、可決されなかった。

同法案を二度も上程した理由についてエバンス議員は、「米国には彼らを助けなければならない『責任』がある」と説明した。

エバンス議員は、「米国人が父である者なら、当然、米国市民として生きる権利があり、米国は、彼らを米国市民として受け入れ、保護する責任がある」と述べた。

ジョージタウン大学法学部を卒業し、人権弁護士として活動した経歴のあるエバンス議員は1998年、米国系のアジア混血児の話を聞き、「米国の責任」を感じたという。

エバンス議員は、「1982年に制定された米国混血人移民法によって、まず1950年12月31日から1982年10月22日の間に生まれ、すでに永住権を取得した混血児にのみ市民権を与える法案を上程したが、今後すべての米国系アジア混血児が市民権を得られるように、努力しつづける」と話した。

エバンス議員は以前から、日本軍慰安婦問題に対しても深い関心を示してきた。

エバンス議員は、00年以降毎年、日本政府の謝罪と賠償を求める決議案を議会に提出してきた。エバンス議員は25日、日本軍慰安婦被害者の施設である京畿道広州市(キョンギド・クァンジュシ)にある『ナヌムの家』を訪れた。慰安婦問題においても、エバンス議員は「責任」を強調した。

エバンス議員は、「過去、日本政府が韓国女性たちを性奴隷として搾取し、彼女たちの体と人権を踏みにじったなら、当然、謝罪して被害を賠償する責任がある」とし、「米国下院議員である前に健全な常識を持つ世界市民の一人として、慰安婦問題に関心を持つのだ」と話した。

エバンス議員は、韓国人の人権伸張に努力した功労が認められ、26日、高神(コシン)大学から名誉教育学の博士号を授与された。



wing@donga.com