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火葬費用は3年分の給料、費用なくて夜に闇の土葬

火葬費用は3年分の給料、費用なくて夜に闇の土葬

Posted January. 26, 2006 03:03,   

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妻のオさんは病気で外出すらできない病者だったが、行きようとベストを尽くした。そんな妻が数日前から全く食べず、結局死んだ。自殺と同じだった。恋人と付き合っていた息子が「母さん、彼女が家へ来るときに他の家へ行ってね」という一言が、オさんには衝撃だった。

幸いにもオさんは地面に埋まることはできた。墓碑も封墳も何もなかったが。その代わり、主人のチェさんは、北朝鮮労働党の方針を破った。

去年、党では、木1本ない都市周辺の山にお墓ばかりあるとして、土葬ではなく無条件、火葬にせよという指示を下した。平壌(ピョンヤン)では2004年から実施された。

2002年に指示された方針は、封墳を削って無くして墓碑は最大限低めよというのだった。しかし、3年経ってまた土葬不可の指示が出されたのだ。清津市(チョンジンシ)に一つあった火葬の施設が再稼動し始めたのもその理由。費用は北朝鮮のお金で9万ウォン(約30ドル)程度必要だ。納骨堂はなくて骨粉はつぼに入れて遺族に返す。それから少し経つと、清津市内にはいろんな噂が出回った。

「一度に3人ずつ火葬するんだって」「ある家では団地で虫が出るんだって」

年寄りたちは嘆いた。「私は死ぬタイミングに恵まれてない。息子よ、私は地面に埋まりたい」。

方法がなくはない。まだ火葬は大都市でばかり行われているからだ。

車を借りて農村へ行って埋蔵すれば良い。しかし、ソウル〜水原(スウォン)程度の距離も10万ウォンはもっと払わなければならない。勤労者の平均月給が2000〜3000ウォンだ。韓食や秋夕(チュソク・旧暦8月15日)のときのお墓参りもどうしたら良いか分からない。

山林保護員に賄賂を渡して近くの山に埋蔵する方法がないわけではないが、崔さんのところはお金がない。崔さんが商売をして稼ぐお金と娘の月給2000ウォン(約0.7ドル)、そして配給を加えて、やっとその日暮らしをしている。彼らの選択は夜に闇の土葬をするしかなかった。



zsh75@donga.com