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デモ鎮圧の戦闘、義務警察の名札着用問題をめぐり警察内部で激論

デモ鎮圧の戦闘、義務警察の名札着用問題をめぐり警察内部で激論

Posted January. 17, 2006 03:59,   

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16日、ソウル市西大門区錧芹洞(ソデムング・ミグンドン)の警察庁舍記者室では、警察幹部同士が激論を交わすめずらしい光景が現出した。

同日の記者懇談会で、崔光植(チェ・グァンシク)警察庁次長は、デモ鎮圧の戦闘警察(戦警)と義務警察(義警)の鎮圧服に名札をつける案について、「新任の警察総長が決める問題だ」とし、慎重な態度を示した。しかし、「集会デモ安全管理対策タスクフォース(TF)」を率いる警察革新企画団の宋岡鎬(ソン・ガンホ、警務官)団長は、「戦警と義警の名札着用は、絶対に必要だという方針だ」と述べた。

崔次長は「確定した見解ではない」と述べたが、宋団長は「内部的には確実だ」と重ねて述べた。二人の議論はある幹部が宋団長を制して終わった。

デモ鎮圧の戦・義警の鎮圧服に名札をつける方法をめぐって、警察の内外で議論が高まっている。戦・義警と彼らの父兄には、だいたい反対の意見が多く、民主労組など労働団体や市民団体などは賛成している。

▲戦・義警には反対多数〓16日、東亜(トンア)がソウル地域のある戦・義警の中隊員の意見を調査した結果、回答者59人のうち、名札着用に対し賛成は25人、反対は34人だった。A首警は、「名札は過度に興奮した隊員を統制する効果があると思う。しかし、違法デモを行う人に対する処罰も同時に行われるべきだ」と話した。

B首警は、「デモが平和的に行われさえすれば、住民登録証をつけたっていい。名前が知られる戦・義警がデモ隊に罵倒されるのは、目に見えている」と述べた。

▲デモ隊も名前をつけよ〓インターネット・カフェ「戦・義警、私たちのかわいい息子たち」運営者の金ジンミ(48、女)氏は、「デモ隊はマスクと帽子で自分の姿を隠すのだから、鎮圧する戦・義警が名札をつける理由はない」と反対する。

「正しい社会のための市民会議」は同日、声明を発表し、「違法暴力デモについての国民の世論が悪化し続ける中で、警察庁の対策が国民にどれほどの呼応を引き出せるか疑問だ」とし、「偶発的な暴力よりデモ隊の意図的な暴力のほうが、より大きな問題だ」と主張した。

▲「火炎瓶と催涙弾」論の再燃〓人権実践市民連帯の呉昌翼(オ・チャンイク)事務局長は、「警察の集会デモ管理も行政活動だから、公開で進められるべきだ」とし、名札着用に賛成した。警察TFによれば、デモ鎮圧の警察が名札をつける国はフィリピンぐらいだ。フィリピンでは、名前でなく番号をつけることで知られている。

警察では、暴力デモがなくなる前に警察が催涙弾の使用を中断して平和的なデモを誘導したことがあるため、名札の着用が平和的なデモの定着にプラスになるとする見解もある。



egija@donga.com