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友達のようなパパ、「ジュンマレラー」ママ

友達のようなパパ、「ジュンマレラー」ママ

Posted January. 16, 2006 03:00,   

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「X世代の親」は違う。「妻の実家とトイレは遠いほど良い」と言う諺も、彼らには昔話で「おばさん」と言う言葉も他人の話だ。

1970年代に生まれて歌手ソ・テジに熱狂し、リュックサック旅行も経験したX世代。インターネット第一世代と呼ばれ、現在26〜35歳になった彼らは、親としても以前の世代とは違う意識構造を持っていることがわかった。

第一(ジェイル)企画は以前「X世代」と呼ばれた26〜35歳の親を深層分析した報告書「今の時代のFair—ents、X—mommy、X—daddy」を15日発表した。調査は昨年10月から12月まで、国内26〜35歳の男女600人を対象に電話調査及び深層面接の方式で進められた。

●「息子と娘の区分はしない」

X世代の親たちの家族観は自由で柔軟だと報告書は分析した。

女性の社会活動が活発になり、夫の実家であれ妻の実家であれ、子育てを手伝ってくれる方と近い付合いをしていることが分かった。X世代の男性は、妻の実家で暮すことも恥ずかしいとは思わない認識が強かった。

子供に対しても男の子を好む意識が強かった親世代とは違った。「子供の性の区分はしない」と言う回答者が86.4%を占ており、「娘が息子より財産」という回答は85.6%にも達した。

X世代の親たちは「私が幸せでこそ子供も幸せ」と考えていて、親世代が持った「子供の幸せ、すなわち私の幸せ」という人生観とも差を示した。

●「子供と私の人生は別々」

X世代の母親たちは「ジュンマレラ(おばさん+シンデレラー)」気質が強い。「ジュンマレラ」は、経済能力を持ち、美しくて積極的な性向を持った既婚女性。

彼らは「献身と犠牲」に生の重さを置かないのが特徴だ。「自分」に尽くし飾るのにもっと情熱的だ。だからといって漠然として流行を追うとか、誇示するための消費はしない。

ブランド品だけを追うよりは合理的に消費する。価格が高くても家族の健康のために有機農製品を好むといった式だ。

X世代の親たちは子供に「すべてをかける(オールイン)」ということをしない。愛情と義務は果たすが、子供の人生と自分の人生は別々だと考えている。

また、子供たちが友達のようなパパ、ママが好きだから、子供の目の高さに合わせてそれに見合う友達になりたがる。

●「妻の実家で暮らすことが、むしろ役立つ」

約10年前にエゴイスチックな世代に規定されたX世代。彼らも親になり、相手の独立性を尊重するようになった。子供の人生と自分の人生を重視しながら、他人も尊重するスタイルだ。

生活では徹底的に実利を追求する。親の世代が「どんなに辛くてもしない」という妻の実家での生活も、彼らは喜んで受け入れる。

調査を担当した第一企画の朴在恒(パク・ジェハン)局長は、「X世代の親たちは過去と未来、自分と他人、夫婦と子供関係において偏ることなく合理的にバランスを取ろうとする『公平な(Fair)』特性を持っている」とし、「既存の伝統的な親(Parents)とは違う『Fair—ents』と言える」と話した。



ssoo@donga.com