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「11億市場」インドとのFTA交渉、来月ソウルで開催

「11億市場」インドとのFTA交渉、来月ソウルで開催

Posted January. 04, 2006 03:03,   

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外交通商部の通常交渉本部は3日、韓国とインドは来月、ソウルで開かれる盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領とアブドゥル・カラームインド大統領の首脳会談で、FTA公式交渉開始を宣言すること発表した。

両国は5、6日にソウルでFTA交渉開始のための最終接触を行う。

インドはこの3年間で年平均7.5%の経済成長をしており、購買力評価基準の国内総生産(GDP)が3兆4000億ドル(約3400兆ウォン)で、世界4位の巨大市場だ。

したがってモデルとして締結したチリ、シンガポールとのFTAとは比較にならないほどの経済的效果をもたらすものとみられる。政府はFTAが発效すれば、韓国の対インド輸出は30億ドル以上増えるだろうと予想している。

インドは平均関税率が29%で、パキスタンやカンボジアに次いで世界3位の高関税国家であるため、FTA效果が大きく現われる。現在、韓国の主力輸出品である自動車と自動車部品はインドで30〜105%の高関税率の適用を受けている。

韓国の対インド輸出は2002年の13億8400万ドルから昨年43億8900万ドルへと大きく増えた。

インドに対する投資額も2004年4069万ドルから昨年は6965万ドルに増えた。ポスコ(POSCO)は昨年37億ドル規模の対インド投資計画を明らかにしたりした。

FTAを締結すれば、韓国は携帯電話、自動車部品など工産品輸出と対インド投資が増え、インドは情報技術(IT)分野人材の韓国就業を増やして工業化を繰り上げることに関心がある。

インドは1日、パキスタン、ネパール、スリランカなど6ヵ国と南アジア自由貿易協定(SAFTA)を公式発效したため、これらの国々に対する輸出にも助けになることになる。

対外経済政策研究院(KIEP)の李淳𨩱(イ・スンチョル)副研究委員は、「安くて高級技術を持った人材と豊かな資源がインド投資の魅力」と説明した。

外交部は両国の産業構造が相互補完的であるため、FTA交渉は順調に進むものとみている。特に韓国人が食べる米とインド産の米とは品種が違っているため、大きな摩擦はないものとみている。

インドは「FTAハーブ」を築き上げるという国家戦略によって湾岸協力会議(GCC)、東南アジア諸国連合(ASEAN)などと相次いでFTAを推進している。

中国、日本もインドとのFTAを希望しているが、インドがこれらの国には拒否感を持っているため、進展は遅れている状態だ。

一部ではインドが地域覇権を追求する中国や日本に負担を感じて、北東アジアにおけるFTAパートナーとして韓国を選択したとの分析も出ている。



libra@donga.com changkim@donga.com