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「業績重視、基礎固め」、大手企業の年頭人事の合言葉

「業績重視、基礎固め」、大手企業の年頭人事の合言葉

Posted January. 02, 2006 03:07,   

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業績を重視しての基礎固め人事が多かった。

現代(ヒョンデ)・起亜(キア)自動車グループは、研究開発(R&D)及び海外部門の部長級を大挙役員に抜擢して、国際競争力確保のための内部基盤を固めた。

現代重工業グループは造船の景気が好況局面を見せたことによって、役員昇進の規模が昨年の2倍程度の67人も行われた。特に新規役員が昨年1人から今年29人に大きく増えた。

錦湖(クムホ)アシアナグループは65人が「昇進」した。今年が創立60周年で新しい跳躍を準備する時期という点が考慮された。

昨年、公式に発足して軟着陸に成功したGSグループも、30人の昇進人事で雰囲気を盛り上げた。

諸葛孔明が涙をのんで馬謖の首を切ったという「泣斬馬謖」に例えられるような人事も少なくなかった。

LGグループはLG化学の盧岐鎬(ノ・ギホ、総括)、柳哲豪(ユ・チョルホ、ファソン事業本部)、余鐴鏻(ヨ・ジョンギ、最高技術経営者)社長を全員顧問に委嘱して、第2線に後退させた。グループの両輪の一つであるLG電子も、役員昇進が昨年(60人)の半分近い35人にとどまった。LGグループの今年の人事は変化と革新を願う具本茂(ク・ボンム)会長の強い意志が反映された。

現代・起亜自動車グループの鄭夢九(チョン・モング)会長は、年末人事で金翼桓(キム・イクファン)起亜自動車社長を11ヶ月で退陣させた。これに先だつ9月には、鄭会長の第一世代家臣に分類されていた朴正仁(パク・ジョンイン)現代モビス会長も、経営の一線から退けられた。

破格だったのは東部(トンブ)グループ。(株)東部代表取締役社長に趙泳徹(チョ・ヨンチョル)前三星(サムスン)グループ会長秘書室人事チーム長、東部建設の副会長に任東一(イム・ドンイル)前三星航空代表取締役社長、東部亜南(アナム)半導体代表取締役社長に呉榮煥(オ・ヨンファン)前三星電子副社長、東部情報技術代表取締役社長に金弘基(キム・ホンギ)前三星SDS代表取締役社長など三星出身4人を相次いで迎え入れた。東部グループの主力10社の系列会社に三星出身の副会長及び社長はおよそ6人。

東部は「事業分野が三星と類似しているうえ、三星側の人材プールが多くて生じた事」とは言うが、金俊起(キム・ジュンギ)グループ会長が積極的に「三星に学べ」としているからという財界の分析に、充分な説得力があるように聞こえる。

LGグループはコンサルティング会社であるATカニーのコンサルタント出身である安世珍(アン・セジン)氏を史上最年少(36歳)役員(常務)として迎え入れて、周りを驚かせた。

趙亮鎬(チョ・ヤンホ)韓進(ハンジン)グループ会長は長女であるチョ・ヒョンア(32)機内販売チーム長を、次長から常務補に電撃抜擢した。

現代グループは昨年に続いて今年も系列会社の社長団人事は行わなかった。「2年連続黒字を記録した現経営陣に対する信任のため」というのが現代側の説明だ。昨年「兄弟の乱」を経験した斗山(トゥサン)も静かだった。1月中旬に人事を行う三星グループは昇進規模が減る可能性が高い。三星電子など主要系列会社の業績が2004年に及ばないうえに、昇進させる雰囲気ではないというのがグループ内外の予想だ。