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グローバル倫理が黄教授を引き摺り下ろす

グローバル倫理が黄教授を引き摺り下ろす

Posted November. 28, 2005 05:44,   

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「グローバル倫理(Global Ethics)が黄禹錫(ファン・ウソク)教授を引き摺り下ろす」

26日付けの英ファイナンシャルタイムズの社説タイトルだ。同新聞は「グローバル倫理」の大切さを強調しながらも、黄教授の不名誉が彼の科学的業績までを引き摺り下すことはないと付け加えた。次は社説の要旨。

黄教授が24日、研究員の卵子提供事実を隠したことに対して謝罪したときに、多くの韓国人は、黄教授がアジアとは違う西欧の倫理的価値の犠牲にされたと感じた。ある程度は韓国人が正しい。

科学倫理は次第にグローバル化している。韓国が世界水準の生命科学の根拠地になるためには、強い規制体制によって裏付けられる最小限の行動基準を守らなければならない。

人間胚クローンの禁止を願う西欧の宗教団体、または反堕胎主義団体の主張を無視したという点で、韓国は全面的に正しい。しかし理解衝突(conflict of interest)を避けて人格的主体を保護するために、すべての生命科学に適用されるべきガイドラインがある。

黄教授は公開性の原則も破った。昨年、研究員の卵子提供事実が論争になったとき、黄教授は事実を覆うより認めるべきだった。

韓国の科学者たちが新たに用意された規制体制の中でも早期に研究業績を上げれば、彼らが世界の手本にならないわけがない。韓国の科学者が、幹細胞研究が退行性疾患に效果的な治療方法を開発することができることを見せてくれるなら、道徳的基準に基づいて幹細胞研究に反対した西欧の科学者たちも、考えを変えるようになるだろう。



pisong@donga.com