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黄教授、「違法な卵子使ったことない」

Posted November. 09, 2005 03:02,   

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警察が大手病院で行われている違法な卵子取引に対する捜査を進めているなか、ある病院の理事長が「違法な卵子取引の事実を知っていた」という趣旨の発言をした後、それを覆し、波紋が広がっている。

ソウル市内にある病院の理事長N氏(53)は8日、某テレビのインタビューで「不妊の女性への手術を行う当時、卵子取引の事実があるのを認知しながらも手術を行った」とし、「保健福祉部(福祉部)など当局も知っていたが、波紋が広がるのを懸念し、これまで隠していたものと聞いている」と話した。しかしN氏は番組が放送された後、記者会見を開き「マスコミで報道されたのは、意味が誤って伝えられたものだ。患者らが増えるにつれ(卵子売買などといった)問題が出てくるだろうと考えたとの意味だ」と翻意した。

これに先立ってN氏は東亜(トンア)日報の電話取材に応じ、「ES細胞を研究する初期の段階で、黄禹錫(ファン・ウソク)ソウル大教授側に20〜30の卵子を提供し、良い成果を得たことは事実だが、提供された卵子は実験向けとして供与されたものだ」と話した。N氏は、黄教授と共同でES細胞の研究に取り組んできた。

黄教授は同日、N氏のマスコミとのインタビューについて「ES細胞の研究で、違法に取引された卵子を使ったことはない」とし、「研究向けの卵子は、いずれも本人の同意を得て、寄贈を受けたものだ」と釈明した。

現在、黄教授は、韓国にES細胞のハブを設けることに関連し、研究者の集いに出席するため米国を訪問中だ。

一方、同日、ソウル瑞草(ソチョ)警察署関係者は「病院から入手した資料の中に、同意書が一部抜かれており、剰余はい芽の使途に関連した記録が不明であることから、捜査中だ」と話した。



mint4a@donga.com