Go to contents

「モバイルゲーム」中毒が深刻 230万人が毎日ゲーム

「モバイルゲーム」中毒が深刻 230万人が毎日ゲーム

Posted November. 08, 2005 07:25,   

한국어

大学生の李某氏(20)は少し前に、ゲーム専用の携帯電話を別途購入し、毎日、通話用とゲーム用の携帯電話2機を持ち歩いている。

自宅にもゲームができるパソコンとビデオゲーム機器があるが、彼は最近、携帯電話を利用したモバイルゲームに夢中だ。02年からモバイルゲームを始めた彼が、これまでダウンロードしたゲームは400種あまり。今も携帯電話2機に30種あまりのゲームが保存されている。

李さんは「1ヵ月のゲーム利用料が10万ウォンをこえたこともあったが、普通は3〜4万ウォンでモバイルゲームを楽しんでいる。パソコンゲームやビデオゲームに比べ、画質は落ちるが、いつでもどこでもゲームを楽しめるという点が大きな魅力」と話した。

消費者調査機関であるマーケティングインサイトによれば、韓国の携帯電話加入者3700万人のうち、携帯電話でモバイルゲームを楽しむ人は約1400万人。10人中4人ということになる。毎日モバイルゲームを楽しむ人は、携帯電話加入者の6.2%にあたる約230万人。10代、20代の携帯電話加入者は毎日、15%ほどがモバイルゲームをしているという結果が出た。

青少年やサラリーマンの間に携帯電話を利用したモバイルゲームが拡散し、「モバイルゲーム」中毒に対する憂慮も高まっている。モバイルゲームのため仕事や授業にまで支障をきたす事例が増えているためだ。

サラリーマン2年目のチョン某氏(27)は最近、こっそりモバイルゲームをするため、日課時間にだけ4、5回もトイレに立ち、上司から指摘を受けた。

チョン氏は、「最初は、通勤時間などを利用してモバイルゲームをしたが、最近は仕事中にもゲームがやりたくて、トイレに行ってゲームをする」と話した。

大学生のソン某氏(22)も、「一日に3、4時間もモバイルゲームをしているが、ゲームに夢中になって駅を乗り過ごし、終点まで行く時もある。授業時間にも、後ろの方に座ってモバイルゲームをする人が少なくない」と話した。

専門家たちは、モバイルゲームの場合、中毒になっているかどうか判断しにくいのが問題だと口をそろえた。

尹秀貞(ユン・スジョン)聖パウロ病院精神科教授は、「モバイルゲームをする学生たちのため、授業がしにくいという先生が多い。特に、青少年はインターネットゲームとは違い、こっそりゲームをすることができるので、家族が子どもの中毒症状に気づきにくい」と述べた。

韓国情報文化振興院の呉源伊(オ・ウォンイ)逆機能予防センター長も、「携帯電話のユビキタス的性格のため、モバイルゲーム中毒になると、その影響力はかなり大きいが、だれもが携帯電話を持っているため、中毒の基準がはっきりしてないのが実情」と指摘した。呉センター長は、さらに「モバイルゲーム中毒を予防するためには、移動通信事業者らの協力を得て、ゲーム中毒予防プログラムをつくらなければならない」と強調した。



weappon@donga.com