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金大中政権の国情院長、近く検察が出頭要求へ

金大中政権の国情院長、近く検察が出頭要求へ

Posted September. 27, 2005 05:56,   

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国家情報院(国情院)の盗聴事件を捜査している検察は26日、2002年大統領選挙前にハンナラ党の議員らが暴露した「国情院の盗聴資料」について、国情院職員たちが検察の調べで「国情院で作成したもの」と自供したという東亜(トンア)日報の報道内容を事実上認めた。

ソウル中央地検盗聴捜査チームの幹部は、「捜査が進行中なので話すことは難しい」としながらも「後で結果が出れば明らかにする」と述べた。

02年10月前後に、ハンナラ党の鄭亨根(チョン・ヒョングン)議員が公開した国情院による「盗聴資料」には、同年5月と9月の、ハンファグループ関係者と大統領府関係者間の電話内容が記録されている。

ハンナラ党の李富栄(イ・ブヨン)議員(当時)と金栄馹(キム・ヨンイル)議員(当時)らが暴露した「盗聴資料」は、02年1月から3月末まで行われた金大中(キム・デジュン)政権の実力者の電話内容だった。

検察の調べで、鄭議員が暴露した盗聴資料が国情院によって作成されたことが確認された場合、国情院が先月5日に「02年3月に盗聴装備をすべて廃棄した」とした発表は相当部分が覆されるものとみられる。

検察は当時、鄭議員などに盗聴資料を提供したとされた国情院の課長を最近召喚して取り調べており、当時の国情院、科学保安局長も26日に呼んで調査したことがわかった。

検察は、早ければ今週末から辛建(シン・ゴン)元国情院長など金大中政府の国情院長とハンナラ党の関係者を呼んで調べる計画だ。検察は、一部の職員たちの盗聴事実を知っていたか、盗聴資料について報告を受けたか、外部に流出したことがあるかなどを取り調べる方針だ。

一方、検察は、国情院の盗聴関連部署に勤めた前職の課長級職員の自宅を家宅捜索し、盗聴テープ1個を確保して分析していることを明らかにした。

検察の関係者は、「約2週前に問題があるとみられるテープ1個を押収した」とし、「このテープがいつ、どんな方法でつくられたのか確認している」と話した。

検察は、このテープの内容が、金大中政権時代の国情院職員らによって有線中継網を利用した盗聴装備(R—2)を通じて盗聴されたとみて捜査を進めている。



woogija@donga.com jefflee@donga.com