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北朝鮮10月に配給制再開、全国に指示文

北朝鮮10月に配給制再開、全国に指示文

Posted August. 31, 2005 06:49,   

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北朝鮮が、1990年代中盤以降事実上崩壊している食糧配給制を再開する動きを見せている。

情報筋によれば、北朝鮮は10月1日から国家配給網を正常運営せよという内容の、内閣名義の電話指示文を19日、全国に伝えた。

ある消息筋は、30日「内閣指示文が伝えられた翌日、各道と市・郡で糧政部門従事者会議を開いて対策を話し合った」とし「配給網の構造及び人材体系の見直しはもちろん、私有地で生産された食糧のうち配給量に相当する部分を除いた食糧は、国が金銭で回収する問題も議論された」と伝えた。

また、他の消息筋もこのような事実を確認しつつ「政府の配給正常化の指示は食糧難が本格的に渡来した1990年代半ば以降10年ぶり」と話した。

北朝鮮政府が配給制の再開に乗り出した背景は正確には不明だ。ただ、このような配給制再開の動きが住民たちに伝えられた後、北朝鮮内の食糧価格が暴落しているという。

消息筋は、6月末に全国平均1100ウォンだった米価格(1kg)が、8月末には700ウォン台に落ちており、トウモロコシ(1kg)の価格は500ウォン台から200ウォン台に下落したと伝えた。収穫期を控えてはいるが、例年と比べると大幅な下落傾向を見せている。

10年以上にわたる配給制の崩壊後、平壌(ピョンヤン)を除く地方配給所には、担当要員さえまともにそろっていないことがわかった。



zsh75@donga.com