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男性の世界で活躍する女性たち

Posted August. 16, 2005 03:09,   

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●「男の世界」に飛び込む

精油業界の営業職はよく「男性の領域」と呼ばれる。主な取引先のガソリンスタンドのオーナーがほとんど男性である上、飲み会も多い方だからだ。しかし、こうした精油業界の営業職に女性の参加が増えている。GSカルテックスには現在3人の女性が営業現場で活動している。

昨年2月から営業チームで働いているクァク・ウンジュさん(26)は、ガソリンスタンドの実績をきめ細かく点検し、オーナーにアドバイスすることで自分の競争力を確保した。

釜山(プサン)地域12ヵ所のガソリンスタンドを担当しているクァクさんは、「ガソリンスタンドの社長さんら、付き合わなければならない人が100%男性なので、親しくなるため、一緒にお酒を飲むことも多い」と話した。

現代(ヒョンデ)オイルバンクも400人の営業社員のうち、女性が10人に増えた。

取引規模が大きく、長期の海外出張が多い造船業界にも徐々に女性の進出が増えている。三星(サムスン)重工業では5人の女性営業社員が現場で汗を流している。数千億ウォン代の船舶を受注する彼女らは、韓国で「最も高い」商品を売る女性であるわけだ。LNG運搬船チームの金ナギョンさんとコンテナチームのコ・ギョンファさんはこの2年間、それぞれ約10隻の受注に関わった。

三星重工業は、「女性社員は几帳面に間違いをチェックするため、提案書がほぼ完璧だ。アジアでは女性の船舶営業マンが珍しいため、外国の船主に長く覚えてもらえる利点もある」と話した。

●女性のことは女性が知っている

製薬業界の営業職にも女性の進出が活発だ。韓国アストラジェネカは女性の営業職が、2000年には5人で全体の6%に止まったが、現在は36人で20%に達している。

韓国ファイザーも営業社員299人のうち34%の102人が女性だ。東亜(トンア)製薬は全営業社員900人のうち30人が女性であり、昨年採用した新入営業社員100人のうち12人が女性だ。韓美(ハンミ)薬品の場合、今年上半期の営業社員公開採用の合格者60人のうち9人が女性だ。

女性営業社員は薬に対する情報を丁寧に説明し、実績が優れているというのが製薬業界の評価だ。特に、女性の薬剤師や医師と接触しやすいという点がメリットとして挙げられる。

漢陽(ハンヤン)大学病院を担当している韓美薬品の金ギンファさん(28)は、「お酒の接待中心の営業が減って、薬に関する具体的な知識を伝えることが重要になってきている」と話した。

自動車業界の状況も似ている。大宇(テウ)自動車販売の朴ウンファ(46)次長は、同社で3年連続乗用車販売トップをマークしている「販売王」だ。

ルノ三星自動車北一山(プクイルサン)支店は、支店長と社員13人のうち10人が女性だ。ユ・ソンエ支店長(46)は、「女性だから難しいということはない」とし、「顧客の声に耳を傾けるのはかえって女性の方が有利だろう」と説明した。

女性支店長の金ヨンオク次長(49)が率いる現代(ヒョンデ)自動車東汝矣島(トンヨイド)支店は、今年上半期、地域本部25支店のうち、最優秀支店に選ばれた。最近、自動車購入の選択権が夫から妻へ移っている傾向も女性営業社員には力になっている。



swon@donga.com aryssong@donga.com