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サッカー北朝鮮代表、15年ぶりに韓国入り

サッカー北朝鮮代表、15年ぶりに韓国入り

Posted July. 27, 2005 03:04,   

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15年ぶりの韓国訪問がぎこちなかったのだろうか。短い髪に黒色の上着と灰色のズボンで決めて、仁川(インチョン)国際空港の入国場から出てきたサッカーの北朝鮮代表選手団の顔は固くなっていた。「感想を述べてほしい」という記者団の相次ぐ要請にも全く応じず、しばらく写真記者のためポーズを取って、すぐその場を離れた。

05東アジア連盟(EAFF)選手権に出場する北朝鮮の男女代表チームが26日、韓国入りした。李ギョンイル団長率いる北朝鮮代表チームは同日午前10時、高麗(コリョ)航空(JS615)便で平壌順安(ピョンヤン・スンアン)空港を立ち、西海直航路を経て午前11時8分、仁川空港に到着した。

北朝鮮は、02釜山(プサン)アジア大会(五輪代表)と03年大邱(テグ)ユニバーシアード(大学選抜チーム)に選手団を派遣したが、男子の国家代表チームが来るのは、1990年南北統一サッカー以後15年ぶりのことだ。

男女代表チームの選手や北朝鮮サッカー協会の役員ら延べ67人の北朝鮮選手団は、空港ロビーで大韓サッカー協会の李会擇(イ・フェテク)副会長、李甲珍(イ・ガプジン)副会長、ノ・フンソプ専務から歓迎の花束をもらった。

簡単な歓迎式が行われている間、取材陣は李団長に久しぶりに南韓を訪問する感想を聞いたが、「ありがとうございます」という言葉だけを残して、宿舎のソウル金浦(キムポ)空港近くのメイフィールドホテルへ向かった。

日本Jリーグでプレーしている李漢宰(イ・ハンジェ、広島)は同日午前、日本を出発して仁川空港で選手団に合流したが、安英学(アン・ヨンハク、名古屋)は負傷のため、今大会の出場リストから外された。李漢宰は選手団と違って、白いシャツに灰色のズボンのカジュアルな服装、デビッド・ベッカム風のヘアスタイルで目立った。

北朝鮮サッカー代表チームは同日午後、ソウルW杯補助競技場で初めての非公開訓練を実施した。

一方、大韓サッカー協会の趙重衍(チョ・ジュンヨン)副会長や金東大(キム・ドンデ)事務総長らの協会役員は同日午前、陸路を通じて北朝鮮へ出発し、開城(ゲソン)で北朝鮮サッカー協会関係者と8月14日に行われる予定の「南北統一サッカー」実務者会議を行った。



yjongk@donga.com