Go to contents

韓国など11カ国、安保理20カ国拡大案を提出

韓国など11カ国、安保理20カ国拡大案を提出

Posted July. 23, 2005 03:11,   

한국어

外交通商部は22日、国連安保理非常任理事国の、現在の10カ国から20カ国への拡大を骨子とする安保理拡大決議案を21日(米ニューヨーク時間)に韓国など11カ国の共同名義で国連事務局に提出したと発表した。

決議案にはイタリア、スペイン、メキシコ、アルゼンチン、コロンビア、カナダ、パキスタン、トルコ、マルタ、サンマリノからなる中堅国家グループ(UFC)の国々が参加した。「コーヒークラブ」とも呼ばれてきたこれらの国は、これまでに日本、ドイツ、インド、ブラジルのいわゆる「G4」の常任理事国進出計画に反対してきた。

この決議案は、15年間拒否権を持たない常任理事国6カ国と非常任理事国4カ国を増設する内容のG4決議案と、拒否権を持つ常任理事国6カ国と非常任理事国5カ国を増やす内容のアフリカグループ(AU)の決議案に次いで、三番目に提出された。

国連加盟各国は、現在の「常任理事国5カ国+非常任理事国10カ国」という安保理の枠組みを拡大するという原則には概して共感を示しているが、具体的な内容面では立場の相違を示している。

G4は、AUと統一案をめぐって交渉を繰り広げているが、交渉がもの別れに終わったとしても今月末にG4決議案を国連総会の決議に回付するという立場だ。

しかし、米国、中国など相当数の国々がG4決議案に事実上反対している。また決議案が通過しても特定国が常任理事国になるためには常任理事国5カ国をはじめ国連加盟国の3分の2以上の賛成で国連憲章を改正しなければならない。このため韓国政府は、日本などG4が常任理事国になる確率は極めて低いと見ている。



credo@donga.com