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尹国防長官解任案、民労党の反対で「可決」微妙に

尹国防長官解任案、民労党の反対で「可決」微妙に

Posted June. 30, 2005 06:27,   

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30日、尹光雄(ユン・グァンウン)国防部長官に対する解任建議案の国会本会議処理を控えて与野党間に緊張が高まっているなか、民主労働党が29日、解任反対の党方針を定め、建議案の行方が微妙になってきた。

これに先立ちハンナラ党と民主党は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が国民への手紙を通じて尹長官に対する留任の方針を明らかにしたことに反発し、本会議表決を通じて尹長官の解任を貫徹することで党方針を固めていた。

しかし、与党ヨルリン・ウリ党に続き民労党が反対の党方針を決めたことで、両党で内部離脱票が出ない限り、解任建議案は否決される可能性が高くなった。

現在の議席分布は、ウリ党146議席、ハンナラ党125議席、民主労働党10議席、民主党10議席、自民連3議席、無所属5議席で、ウリ党と民労党議員を合わせれば、過半議席(150議席)を6議席上回る。

一方、盧大統領は同日、与野党指導部を大統領府に招待して昼食をともにした席で、「議院内閣制下の制度である解任建議は事実上の政権不信任であり、大統領制の下ではない概念だ」としながら、「解任建議案の提出は、ハンナラ党が(政局の)主導権を握るための意図と見える」と述べたと、金晩洙(キム・マンス)大統領府報道官が伝えた。

盧大統領はさらに国防改革を強調し、「参加型政府に入って2年間でやっと3段階計画を立て、通常国会で立法化することにした状態だ。軍内部でも慎重に意見を統一しつつある過程にある。今回、確固とした国防改革の青写真を作りたい」として、尹長官留任の必要性を説明した。

これに対して、大統領府の昼食会に出席しなかった朴槿恵(パク・グンヘ)ハンナラ党代表は同日、国会で開かれた議員総会で、「国防長官だけでなく、軍の最高統帥権者である大統領も反省しなければならない」とし、「(解任案提出は)最近続出している信じがたい軍綱紀の乱れに対して、総体的に責任を問わざるを得ないためだ」と批判した。



yongari@donga.com