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こぶがあったら…癌では?

Posted May. 23, 2005 03:34,   

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平均寿命まで生きると想定すると、男性は3人に1人、女性は5人に1人が癌にかかるという保健福祉部の発表があった。それほど癌は私たちに「密接な」疾病だ。しかし、私たちは癌に対してまともに知っているのか。癌に対して知りたいことを質疑応答の形でまとめた。

Q.健康検診でしこりが発見されたが、癌では。

A.こぶを医学的に腫瘍と呼ぶ。良性と悪性に分類して悪性腫瘍が癌だ。大部分の良性腫瘍は癌に発展せず、簡単な手術でとり除けば再発しない。したがって、しこりが発見されたからと言って、それほど心配する必要はない。ただ大腸の茸腫、卵巣嚢腫、子宮筋腫など一部は癌に発展したりする。

Q.癌はどうして発生し、どの部位で発生するのか。

A.癌の種類によって発生要因が少しずつ違うが、環境的要因と遺伝的要因、老化、免疫機能の弱化などが共通的だ。癌は、生きている細胞があるところならどこでも発生する。ただ血液循環のない髪の毛と爪、足指の爪には癌が生じない。

Q.癌患者が増える理由は。

A.寿命は大きく伸びたが、遺伝子の老化及び免疫機能の低下問題は解決されなかったからだ。過度な喫煙と飲酒、無節制な性生活、栄養偏重及びホルモン濫用、環境汚染なども癌増加の原因だ。また最近、癌診断技術が進んで過去には見つからなかった微細な癌細胞まで見つけることができるのも癌患者増加の一原因だ。

Q.一部のテレビ番組で紹介された「癌を防ぐ食べ物」の效果は。

A.幻想に過ぎない。特定の食べ物をたくさん食べたからといって、癌が予防できるものではなく、治療できるものでもない。むしろ偏食をけしかけるとか、「菜食または生食が最高」というふうの誤った知識を植えつける副作用のほうが大きい。癌を防ごうとするなふらば、肉類を減らして新鮮な食品を塩辛くせず、あまねく食べるのが一番重要だ。また野菜と魚、果物を充分に食べて献立で脂肪が20%を超えないようにすること。

Q.癌を予防するために栄養剤をたくさん飲む人もいるが…。

A.これも誤った常識だ。特定の栄養素だけを取るため、栄養不均衡をもたらす。それだけでなく、過剰摂取が体内蓄積につながって害になる可能性が大きい。できれば、食べ物を通して栄養摂取をする方が良いし、栄養剤は特定栄養素が足りないときに飲むのが良い。補薬も同じ原理で、頻繁に飲むのは良くない。

Q.癌を診断する方法は…。

A.大部分の癌は末期になるまで症状が現われないため、定期検診が必須だ。肝臓癌、大膓癌、卵巣癌、睾丸癌などは血液検査で癌を診断することができるが、非常に制限的だ。コンピューター断層撮映(CT)や磁気共鳴画像(MRI)の撮影は直径3mm以上の癌を見つけることができる。CTとMRI機能を改善した陽電子放射断層撮影装置(PET)が出たが、だからといってすべての癌が見つけられるわけではない。癌確定診断は組職と細胞検査によって行われる。

Q.癌を治療する最新機器を紹介してください。

A.放射線治療器機がたくさん出た。ロボットのアームを利用してどの方向でも癌細胞にだけ放射線を照射して破壊するサイバーナイフが最近脚光を浴びている。第1世代のガンマナイフは脳疾患の治療に主に使われたが、第2世代のサイバーナイフは肝臓癌、子宮癌などの治療にも使われている。よく似た原理だが、放射線の代わりに超音波を使うハイパーナイフも最近出た。ただ、この機器は超音波が持つ特性のため、臓器内部が空いている肺、小腸、大腸、脊椎などには適用が難しい。

Q.癌治療を妨げる最大のネックは何か。

A.效果のすぐれた抗癌剤がたくさん出ているが、健康保険の適用対象でないため、夥しい高価で供給されている。経済的な余裕がない場合は使ってみることもできず、命を失う場合が多い。新薬が出たとき、直ちに健康保険の適用可否を議論する仕組みが用意されなければならない。

(ヘルプ〓大韓癌学会の朴宗燮広報委院長、江南聖母病院・消化器内科の尹昇奎教授、三星ソウル病院・外科の趙梓元教授、ソウル峨山病院・放射線腫瘍学科の崔恩卿教授、同胸部外科の朴承逸教授、ソウル大病院・腫瘍内科の許大錫教授、セブランス病院・外科の盧聖勳教授、高麗大学病院・内科の金烈弘教授)



corekim@donga.com