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朴セリ、初日は127位と不振 アメリカンモーテージチャンピオンシップ

朴セリ、初日は127位と不振 アメリカンモーテージチャンピオンシップ

Posted April. 29, 2005 23:26,   

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「1ヵ月間のツアー中断」という「劇薬処方」も効果がなかった。朴セリ(28、CJ)の墜落はいつまで続くのだろうか。

朴セリは29日、テネシー州フランクリン・バンダービルトレジェンズGC(パー72)で開幕した米女子ゴルフ(LPGA)ツアー「アメリカンモーテージチャンピオンシップ」(賞金総額100万ドル)の初ランドで127位タイ(9オーバー、81)に止まり予選脱落の危機に追い込まれた。何が問題なのだろうか。

▲重圧感のためゲームを台無しにする悪循環〓朴セリは今、心理的な恐慌状態に陥っている。先月5月以後、所属エージェントとファンの期待に応えられなくてできた重圧感で、ゲームを台無しにする悪循環が続いている。

この日2位タイ(2アンダー、70)と好スタートを切った朴祉垠(パク・ジウン、ナイキゴルフ)をはじめ、韓煕円(ハン・ヒウォン、フィラコリア)、安是眩(アン・シヒョン、コロンエロード)らの善戦は「コリア勢の先鋒」である朴セリをさらに焦らせている。

朴セリは、「練習ラウンドのときは何の問題もないのに、本番となると体が強張ってとんでもないショットが出てしまう」と吐露する。周囲では「名誉の殿堂入り」が確定した後、目標意識とハングリー精神が消えたと言っているが、朴セリは悔しがっている。

「最終ラウンドの時、下位グループでプレーする気持ちをご存じですか。予選から漏れた後、ホテルルームで荷造りをする惨憺たる気持ちをご存じですか。」

「永遠の師匠」である父親の朴ジュンチョル氏が米国現地に渡り、「1ヵ月間の応急措置」をしたにも関わらず、効果がないほど朴セリの「病気」は深刻だ。

元亨重(ウォン・ヒョンジュン、梨花女子大学、SBS解説委員)教授は、「朴セリはテクニックではなく心の病が問題だ。1ヵ月ではなく1年でも休みながら専門心理カウンセラーから治療を受けなければならない」と話した。

また、ウ・チァンミョン(京人女子大学、KBS解説委員)教授は、「原因の分からないスランプからの脱出には、指導者の役割が重要だが、今の専担コーチ(トム・クリビ)は力不足のようだ。『気楽で慣れているコーチ』が必ずしも良いわけではない」とし、コーチ交替の必要性を強調した。

▲焦りを募らせるメインスポンサーのCJ〓朴セリは同日のラウンド直後、メインスポンサーのCJの担当職員との国際通話で、「全てのショットに自信がない。苦しくて苦しくてしょうがない。もっと時間がほしい。前のショット感覚を取り戻すため最善を尽くしている」と、もどかしさを打ち明けた。朴セリがCJからもらう後援金額は07年までの5年間、毎年20億ウォンずつ100億ウォンに上る。

朴セリはこのまま不名誉に倒れてしまうのだろうか。でなければ、米国進出初年度の1998年、シーズン序盤成績が振るわなくてスポンサーから帰国命令まで受けた後、帰国1ヵ月前、劇的に米LPGAチャンピオンに輝いた時のように再起できるのだろうか。

「名誉の殿堂入り」を実現するには「10年ツアー活動」の規定を満たさなければならない。朴セリは米国進出8年目になる今年、生存の岐路に立たされている。



ysahn@donga.com