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韓・中学者、日本歴史歪曲で共同対応探る

韓・中学者、日本歴史歪曲で共同対応探る

Posted April. 17, 2005 23:11,   

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韓国と中国の歴史学者らが日本の歴史教科書の問題点を分析し、共同対応策を模索するセミナーを開く。

韓国学中央研究院の韓国文化交流センター(韓道鉉所長)は、中国の南京大虐殺記念館とともに18日、南京師範大学で「日本の歴史歪曲に対応する韓中共同学術セミナー」を開催する。

韓国側からは金ジフン成均館(ソンギュングァン)大学の東アジア学術院研究教授と安秉佑(アン・ビョンウ)韓神(ハンシン)大学国史学部教授、辛珠栢(シン・ジュベク)ソウル大学社会発展研究所の責任研究員が、中国側からは朱成山・南大虐殺記念館の館長、蘇智良・上海師範大学出版社代表がそれぞれ日本の歴史教科書問題を取り上げた論文を発表する。

今回のセミナーは、日本政府の歴史教科書検定結果の発表後、韓中両国の学者たちが日本の歴史教科書歪曲の現状と原因を分析し、問題点を指摘するということから注目されている。韓国文化交流センターと南京大虐殺記念館は、日本の教科書歪曲に対する共同対応策も話し合うとみられる。

金教授は、『歴史教科書を通じた公民教育の育み−日本の新しい歴史教科書が登場した背景と公民教育』と題した発表論文で、「日本の右翼勢力が、1990年代民族の分離・独立とナショナリズムの高まりという世界の雰囲気の中で日本の歴史を美化し、国家利益を優先する歴史観づくりを主張している。社会主義の崩壊とアジア金融危機の中で、日本は強力かつ特殊だという認識が台頭したのが新しい歴史教科書が登場した背景だ」と分析した。

安教授は、『伝統認識と歴史教育』という論文で、前近代韓国史に関する日本の記述が△少数の学説と不適切な資料で韓国史の歪曲・卑下△日本史に対する相対的な優越意識△壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の記述で『出兵』という用語を通じ、侵略性の隠蔽などを強調する傾向を持っていると指摘した。



suhchoi@donga.com