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「韓国のハブ戦略は掛け声にすぎない」EUCCK会頭が酷評

「韓国のハブ戦略は掛け声にすぎない」EUCCK会頭が酷評

Posted April. 06, 2005 23:06,   

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「何ヵ所かに経済自由区域を作るからといって、中国へ行くお金が韓国へ方向を変えたりはしない。韓国全体を自由貿易地帯に衣替えさせなければ北東アジアのハブになるというプロジェクトは、『その場しのぎ(ad-hoc)』に終わるだろう」。

フランス・ハンプシンク在韓欧州連合商工会議所(EUCCK)会頭は6日、ソウル中区奨忠洞(チュング・ジャンチュンドン)新羅(シルラ)ホテルで開かれた記者会見で、韓国の「北東アジア経済中心政策」を酷評した。

同会頭は、「05EUCCK貿易障壁白書」の発刊と共に行われた記者会見で、「毎年韓国の貿易障壁が高いと300ページに及ぶ厚い報告書を出しているが、このうち75%は昨年の内容をそのまま写したものだ」とし、果敢な規制改革を求めた。

▲「口先だけで北東アジアのハーブになれるか」〓ハンプシンク会頭は、「我々は韓国経済の未来のための真の意味の長期プロジェクトがないと思う」とし、政府の北東アジアハブ戦略に対して批判的な見解を示した。

同会頭は、「中国は多くの都市に経済自由区域を設けており、優れた誘致条件と強力な経済成長、低コストの特典などで外国投資家にとって魅力的なところだ。韓国が何ヵ所かに経済自由区域を開くとして、中国は流れる投資資金が韓国へ来ることはない」と述べた。

続いて、「シンガポールやドバイのように国全体が自由貿易地帯に衣替えしてこそ、中国の競争力に立ち向かい、北東アジアの『自由貿易ハブ』になれる。これまで韓国政府に数多く勧告したが、もっぱら一つの方法のみにこだわり、我々のアドバイスを受け入れなかった」と批判した。

▲「規制を緩和してほしい」〓在韓欧州企業家たちは、韓国政府の規制政策に対して不満を露にした。ハンプシンク会頭は、「韓国は官僚主義が根強く、政府省庁間の協力と調整が不十分だ」とし、「規制の問題点を7、8年間引き続き話してきたが、韓国政府の対応は満足できるようなものではなかった」と主張した。続いて、「韓国政府とけんかをするためにこうした白書をまとめているわけではないが、毎年同じ内容について話さなければならないほど、韓国政府の対応には失望せざるを得ない」と述べた。

▲産業別規制改革の注文〓記者会見場にはハンプシンク会頭だけでなく、EUCCK傘下の航空宇宙・物流・自動車・銀行など8つの委員会の委員長たちが参加して、韓国で企業しにくい状況を訴えた。

委員長たちは、今年1月から施行されている自動車排出ガス自己診断装置(OBD)システムの付着義務、外資系金融機関の系列会社間の管理業務の共有不可、機能性化粧品の公告制限などに対する規制を緩和することを注文した。さらに、偽造薬品の流通に対して、韓国政府が対策を講じ、連結納税制度の導入で租税の負担を減らすようにと要求した。

これについて通商交渉本部は、「妥当な提案に対しては政策に反映する方針であり、EUCCKが間違って理解している部分については十分に説明して、誤解の余地がないように努める」と述べた。



yhchoi65@donga.com