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車ドゥリ、韓国サッカーの復活を担う

Posted March. 28, 2005 23:22,   

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28日、京畿道坡州市(キョンギド・パジュシ)のサッカー国家代表チームトレーニングセンター(NFC)。

サウジアラビア戦の敗北で国内ファンに衝撃と失望を与えたためだろうか。30日、ソウルW杯競技場で行われる06W杯ドイツ大会に向けたアジア地域最終予選ウズベキスタン戦を控えて、再び集まったボンフレール監督と太極戦士たちの表情は固くなっていた。

しかし、彼が登場すると暗かった雰囲気が明るくなった。そして、彼が「ロボコップ」のようにたくましくグラウンドを走り回ると、すぐ活気が蘇った。

「チァブーム・ジュニア」車(チャ)ドゥリ(25、フランクフルト)だ。久しぶりに国家代表に復帰した車は、韓国サッカー復活の重い責任を担っている。ウズベキスタン戦は車ドゥリが再び飛翔する舞台。26日のサウジアラビア戦で0—2で完敗し危機に直面した韓国サッカーを救うのが彼の任務だ。

車ドゥリは昨年9月、ベトナムとのドイツW杯アジア2次予選遠征試合で、相手選手を肘で押しのけて4試合出場停止処分を受けた。懲戒が解かれて再び国家代表チームの試合に出場でき感無量であるはず。

23日帰国して個人訓練を行っていたところ、同日坡州NFCに現れた車ドゥリの顔には悲壮感が漂った。車は、「ドイツW杯の本戦舞台に立ちたい。そうするためには、必ずウズベキスタンに勝たなければならない。監督が機会をくれれば、最善を尽くす」と唇を噛んだ。

車ドゥリはサウジ戦で試合に対する感覚不足でこれといった活躍ができなかった李天秀(イ・チョンス、レアル・ソシエダード)の代わりに、右側ウィングとして出場が予想される。ポジションが重なる鄭暻鎬(チョン・ギョンホ、光州)と競争しなければならないが、最近ドイツ・ブンデスリーガーで見せてくれた優れた活躍と「疲れを知らない体力」を勘案すれば、先発が有力な状態だ。

特に、サウジ戦で相手の中盤での激しいプレスと荒い守備に阻まれてサイドからのクロスをまともに上げられないなど、攻撃の活路を見い出せなかったため、車ドゥリにかける期待はさらに大きい。

車ドゥリはこれまで問題として指摘されてきたクロス能力が向上し、今シーズン、ブンデスリーガーで3ゴール6アシストで猛威を振るっている。



yjongk@donga.com