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「竹島はない」独島に響いた抗議の声

Posted March. 20, 2005 23:08,   

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19日、独島(トクト、日本名竹島)は日が昇る時から暮れるまで、「静かな東の端の島」ではなかった。許准栄(ホ・ジュンヨン)警察庁長官、兪弘濬(ユ・ホンジュン)文化財庁長官や国家議員、李義根(イ・ウィグン)慶尚北道(キョンサンブクド)知事、そして市民団体の会員らの訪問が一日中続いた。

独島警備に当たっている警察は、日本の島根県が「竹島の日」条例を制定してから、1日の訪問客としてはもっとも多い約150人が同日独島を訪問したと発表した。

許長官と兪長官は同日午前11時半頃、ヘリコプターで独島を訪問した。許長官は独島警備隊幕舍の隣にある慰霊碑で追慕式を行い、海岸の警戒所や接岸施設などを見て回った後、独島警備隊員37人一人ひとりに握手し、激励をした。

許長官は同席で、「地球上に竹島はなく、独島があるのみだ。警察が昼夜を分かたず守っており、国民から大いに愛されているため、独島は寂しくないと言うことを感じた」と述べた。

兪長官は、「これまでは独島を守るための手段として、建築物だけがあった」とし、独島を観光スポットに衣替えさせるための「独島リモデリング6大構想」を発表した。

6大構想は△捨てられた警戒所1ヵ所を観光客のための「望洋臺」に改造△ハングルで「大韓民国領土」という標石設置△独島掲示板の設置△鬱陵島(ウルルンド)郡花のつばきを植える△階段と欄干交替△砂利で作られた警戒所は原型を生かして観光客のためのトイレに改造する——などだ。

兪長官は、「幕舍の隣に小さく漢字で刻まれている『韓国領』の代わりに、観光客が船から降りればひと目で見える絶壁に『大韓民国領土』という文字を『訓民正音』の中に収められている字で、大きく書き直す」と話した。

兪長官と一緒に独島を訪問した建築家の承孝相(スン・ヒョサン)氏は、「独島の建築物は必要によってその都度建てられたため、全体的な調和が考慮されなかった。景観を引き立たせる自然親和的な建築物を建てる」と述べた。

これに先立つ午前9時半ごろ、野党ハンナラ党の姜在渉(カン・ジェソプ)院内代表、孟亨奎(メン・ヒョンギュ)政策委議長、金武星(キム・ムソン)事務総長ら国会議員と党役員10名余りも独島を訪ねた。国会議員らは現地で党役員懇談会を開いた後、独島警備隊に亀甲船の模型を手渡し、太極旗を広げて、「竹島の日」条例撤回と日本の歴史教科書歪曲の中断を促した。

李義根知事も韓国海洋研究院関係者らと一緒に独島を訪問した。

民間団体の会員80名余りは、独島の上空と海底を回った。大韓民国航空機オーナー及び操縦士協会(AOPA)所属の会員5名は、同日正午ごろ、独島上空を民間航空機として初めての飛行をした。

韓国特殊救助連合会隊員16名は、ハングル、漢字、英文で書かれた「独島は大韓民国の領土だ」という表示板を、独島の深度10メートルの海底に、日本に向けて設置した。救助隊員や青年会議所慶北地区の会員ら80名余りは、独島の接岸施設の上で小泉純一郎日本首相の人形を燃やして糾弾集会を開いた。