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崔洪万、K—1ソウル大会優勝 先は茨の道

崔洪万、K—1ソウル大会優勝 先は茨の道

Posted March. 20, 2005 23:07,   

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「これからが始まりだ」。

19日、異種格闘技K—1ソウル大会で、相撲選手出身の若翔洋と曙、ムエタイ選手のガオグライ・ゲーンノラシンを制して予想外の優勝をした崔洪万(チェ・ホンマン)。しかし、これからもっと強い選手らが待ち構えている。

崔洪万はK—1ワールドグランプリチャンピオン戦の地域予選になるソウル大会で優勝して、9月に日本の大阪で行われるベスト16に進んだ。ベスト16には昨大会ベスト8出場者が自動的に進出しており、ソウル、米国、欧州、オセアニア、日本地域大会の通過者8人が加わる。

ベスト16に上がっている選手の面々は華やかだ。昨大会優勝者のレミー・ボンヤスキー、「日本のホープ」武蔵、キックボクシングの達人・ピーター・アーツ、元IBFヘビー級チャンピオン出身で「ザ・ホワイト・バッファロー」と呼ばれるフランソワ・ボタ…。皆、崔洪万が乗り越えなければならない面々だ。

崔洪万の長所は218cm、160kgの大きな体格。背が高くて相手選手が彼の顔を殴るためにはパンチを上へ伸ばさなければならないが、この場合、体重をかけにくい。また、くそみそ式のパンチが問題として指摘されたが、瞬発力は予想を超え、3試合を消耗できるほど体力も補完された。

しかし、これから対戦する選手はソウル大会で戦った3人とは比べ物にならない。「フライング・ダッチマン」と呼ばれるボンヤスキーは、飛び膝蹴りと顔面蹴りが得意技。崔洪万が大きいと言っても、ボンヤスキーはローキックで下半身を攻撃して上体をもたげさせた後、顔を攻撃するものと見られる。これに備えて崔洪万は顔面のカバーリングの補完が急がれる。また、オープンブローを減らして連打を駆使する能力も備えなければならない。

モンターニャ・シウバは225cmで崔洪万より7cmも大きい。しかい、パンチ力が弱くてむしろ崔洪万に勝算がある。本当に恐ろしい相手はセーム・シュルト。209cmで身長は崔洪万より8cm小さいが、欧州空手チャンピオンの出身で、拳と足の攻撃がいずれも良い。シュルトはボンヤスキーに勝ったことがあるほど。

しかし、いまさら恐れることはない。崔洪万のローキックは水準級。また、くそみそ式とは言え、拳は肩の後から出るのではなく、打撃の基本技は身に付けているという評価だ。

チョン・ウィジンK—1解説委員は、「崔洪万は力があり、接近戦では引けを取らない。食い付いていって胸と腹部を攻撃できる膝の技術を補強し、攻撃術を身に付け、パンチに体重をのせられれば、K—1でいくらでも通じるだろう」と予想した。



李元洪 bluesky@donga.com