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レンタルビデオ屋はどこへ行ったのか

Posted March. 15, 2005 22:33,   

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△ビデオ産業の「沒落」=映画振興委員会によれば、全国のビデオレンタル屋は一時、3万カ所あまりにのぼったが、昨年には8000カ所に減少した。全国の世帯数が約1000万世帯だから、約300世帯当たり1カ所だったビデオレンタル屋は、1200世帯当たり約1カ所に減った。大規模なマンション団地を除けば、町内でレンタルビデオ屋はほとんど見られなくなった。

ビデオの販売額も急減した。業界では一時、年間1兆ウォンも超えた時があったが、昨年は、2800億ウォンまで減ったことと推算している。

ビデオテープに代替するものと期待を集めたのはDVDタイトル。だが、DVDタイトルの販売も最近、伸び悩んでいる。DVD販売は1999年以後、毎年30%ずつ急成長したが、昨年に初めてマイナス成長を記録したことと推定される。

△不法ダウンロードが盛況=大学生のホン(24・ソウル江北区牛耳洞)さんは、「インターネットで映画をダウンロードして見ることに慣れてしまい、ビデオレンタル屋に行かなくなった」と言った。映画館は大きなスクリーンと音響施設のためにたまに行くが、ビデオで見る映画はインターネットでダウンロードして見るというのだ。

インターネットを通じる不法コピーは日増しに増加の一途を辿っている。ハリウッド映画の90%が封切られる1カ月前から、ハングル・ダビングされたものが載せられる。韓国映像協会によれば、03年30個あまりだった不法映像物流通サイトは昨年、77個に増えた。「ブラザーフット」の動画は400万人がP2Pサイトでダウンロードした。年間50万件以上が流通されることと推算される。

数年前には、封切りしてから映画館でキャムコーダで撮ったものが流通されたので画質が良くなかったが、最近は、DVD水準の画質と音質を誇っている。この頃には、映画ファイル一つの用量が4GBを越え、DVDのようなきれいな画質と、5.1チャンネルサウンドまで取り揃えてインターネットに流される。

▽大容量保存装置の登場が原因=「ダンナグィ」や「フルナ」など個人間ファイル交換(P2P)サイトを利用するのが代表的な方法。パソコン同士で同じサイトに接続しファイルを取り交わす。

これと共にウェブハード方式も利用されている。特定業者が保有したインターネットの保存空間に自分の空間を用意しておいた後、「共有」を通じて他人もファイルをダウンロードできるようにする方式だ。

保存用量が大きくなったのも主な原因だ。03年末には、ノートパンコンにも40GBが一般的に装着された。MP31000曲と映画10本ぐらいを保存しても、半分ほど用量が残るようになったこと。最近には、200GB用量の「外装型」HDDが10万ウォン台で売れる。数百本の映画を保存しておいてから見るわけだ。

インターネットDVDショッピングモールであるパパDVDの金ジョンレ代表は、「情報技術(IT)の発達とともに、『私がこれを提供した』と言う心理が不法コピーを扇いでいる」と説明した。



洪錫鏜 金相勳 smhong@donga.com sanhkim@donga.com