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ドル安?私たちは大丈夫!

Posted March. 14, 2005 23:46,   

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「過去においては、ドル安ウォン高が進むとなれば、各造船会社が大騷ぎしたものだ。しかし、このごろはそのような話が出ても、大きな揺れをみせない。為替リスクに備えたうえに、国際市場でその分だけ船舶価格を上げればいいからです。」(郭杜煕、大宇造船海洋企業説明担当常務)

14日、ドルに対するウォンの為替レートの終値は1000.8ウォン。昨年9月の1150ウォン台に比べて15%近くまで落ちた。

概してウォン高が進むと、企業の採算性が悪くなるという見通しが出て株価が下落するのが決まった手順だった。

しかし最近、韓国の輸出代表企業はこのような経営学の教科書に出ることとは逆の方向に動いている。

証券市場の状況が良いこともあるが、何より各企業が相当な世界市場シェアと強いブランドパワーを持って、国際市場で価格決定に影響を及ぼすことができるからだ。

▲韓国企業の決めた価格が世界標準価格〓為替下落が本格化した昨年10月29日、30万t級の大型油槽船(VLCC)の国際価格は1億500万ドルだった。このとき、為替レートは1ドル当り1119.5ウォン。今年2月末の為替レートは1006.5ウォンで11.2%落ちたが、VLCC価格はむしろ1億2000ドルで14.2%上がった。

韓国が世界市場を事実上独占している液化天然ガス(LNG)船も同じだ。昨年末14万7000m3級のLNG船の国際価格は1億8500万ドルだったが、先月末には2億ドルまで高くなった。韓国造船業の世界市場シェアは約40%。このうち、世界1位企業の現代(ヒョンデ)重工業が約15%を占めている。

▲三星(サムスン)電子とLG電子、高いマーケットーシェアとブランドパワーで高い価格を維持〓三星電子は為替下落の中でも今年第1四半期(1〜3月)の実績が大きく改善する見込みだ。

三星、LG、東遠(トンウォン)グッドモーニング新韓(シンハン)証券などが見通す三星電子の第1四半期営業利益平均は、先の四半期より57.2%増加した2兆4000億ウォン。為替の悪材料を乗り越える三星電子の力の源は、ライバル社に比べて遥かに高い高付加価値製品の生産能力と市場をリードする支配力。

半導体Dラムの現物価格(256M DDR基準)が先月15日以降1月ぶりに20%以上下落したが、三星電子は業界の第1四半期平均固定取り引き(3.78ドル)より、1個当り1ドル以上高い4.9ドルで販売している。

LG電子も同様だ。

東洋(トンヤン)総合金融証券の李太辰(イ・テジン)アナリストは「左右ドアの冷蔵庫などプレミアム家電分野での独歩的な市場地位を勘案すれば、LG電子家電部門の今年の売上げと営業利益は、昨年よりそれぞれ6.3%と3.3%増加するだろう」と見通した。



金光賢 李完培 kkh@donga.com roryrery@donga.com