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米MSの初のモバイル研究所、韓国に設立

米MSの初のモバイル研究所、韓国に設立

Posted March. 07, 2005 22:51,   

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ソフトウェア世界最大手の米マイクロソフト(MS)社が、無線通信ソフトウェアを開発する前進基地として韓国を選んだ。

同社は7日、ソウル江南区大峙洞(カンナムク・テチドン)にある韓国MSの本社で、携帯電話と個人携帯情報端末機(PDA)のような無線通信機器用のソフトウェアを開発する研究開発(R&D)センターである「モバイル研究所」を立ち上げた。MS社が本社レベルで取り組む初めてのモバイル研究所を韓国に置いたのは、韓国が携帯電話部門で進んでいることを認めたから、ということになる。

同社は「今後3年間、毎年1000万ドル、合計3000万ドルを研究所に投入する計画」であることを明らかにした。30余りの研究陣がこの研究所で技術開発をすることになる。

同社がモバイル研究所の最適地として韓国を選んだのは、韓国が世界トップレベルの携帯電話技術を有しているだけではなく、新しい情報技術(IT)に最も素早くなじむ消費市場があると判断したためだ。

同社は既に、携帯電話とコンピューターが一体化した「スマートフォン」対応の運営システム(OS)の開発を進めてきた。これに韓国の無線通信技術が結びつけば、グローバルスタンダードになることが見込まれる。

立ち上げ式には陳大済(チン・デジェ)情報通信部長官も出席した。

クヌック米MS副社長は「韓国のモバイル研究所が世界中の関連産業をリードしていくことができるよう支援を行う」と述べた。

陳長官も「革新的で消費者に馴染みやすい韓国のモバイル機器とMSの技術の融合は、産業発展や輸出促進につながる」と期待した。



金相勳 洪錫鏜 sanhkim@donga.com smhong@donga.com