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バグスとレコード会社「共生の歌」を歌う

バグスとレコード会社「共生の歌」を歌う

Posted March. 06, 2005 22:43,   

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▲経営権はレコード会社に渡される〓音楽の無料オンラインサービス会社のバグス(Bugs)の朴ソンフン社長が退いた後は、音楽界の長老である金京南(キム・ギョンナム)韓国音源製作者協会(音製協)の常任顧問が、バグスの経営を担当する。金顧問は音楽業者に対する持株の配分などの音楽業界の内部問題や、現在進行中のバグスに対する法的問題を解決する役割を担うことになる。

バグスの株式の57%を保有している朴社長は、経営権を譲り渡した後も22.8%の株を持ち続けることになり、単独の株主としてはバグスの筆頭株主になる。

今回の合意に関わったトレミメディアは、「このままではバグスと音楽業界が共倒れするのではないかという危機感に迫られた。今後、バグスの経営立て直しに取り組むとともに、音楽業界自らが先頭に立って、良質の音楽オンラインサービスを提供していきたい」と話した。

▲合意の背景〓バグスはこれまで、音楽関連業界との共生の道を探るため話し合いを重ねてきた。しかし、最後まで著作権問題が解決されず、新曲の供給中止という状況にまで追い込まれることになった。以降、利用者数の減少によって経営がますます悪化し、ついに経営権を争いの相手に引き渡すという解決策を打ち出したわけだ。

インターネットのランク付けサイトであるランキドットコムによると、バグスはオンライン音楽サービス業者では、長い間断然トップだった。しかし、最近SKテレコムが経営する音楽サイトの「メロン」やLGテレコムの「ミュージックオン」などが急成長を続け、かなりの危機感に迫られていた。

レコード業界もバグスとの訴訟をいつまでも引きずっていては、急成長するモバイル業者に市場を明け渡すことになりかねないと懸念していた。

▲今後の見通し〓今回の合意によって音楽の無料オンラインサービス市場に大きい変化が予想される。音楽業界は最近、各社が自らのオンライン音楽サイトを開いてオンラインでの音楽販売に乗り出したが、これからはモバイル業者やインターネットポータル業者の音楽サービスに対し、バックスを活用した共同対応を図る可能性が高くなった。

現在合意しているレコード会社は、芸堂(イェダン)やトレミなどの一部の大手企業だけだが、まだ合意に至っていないレコード会社も、バックスの経営権や相当な持株が音楽業界に渡されている現状では、バックスに協力する可能性が高いものとみられる。



金相勳 洪錫鏜 sanhkim@donga.com smhong@donga.com