Go to contents

[オピニオン]クリーン協約

Posted February. 22, 2005 22:38,   

한국어

マイケル・デワイン米上院議員(58・共和・オハイオ州)は「どうすれば国民の税金を一銭でも節約して使えるか」を悩んできた政治家だ。初当選議員だった1995年、同議員は議事堂構内の地下鉄を利用しなかった。米議事堂は広すぎて本庁と部属の建物の間が地下鉄で繋がっている。1年前に議会が1800万ドルを投入して構内地下鉄を補修すると言った時「税金の無駄使い」と主張して、「当選しても地下鉄に乗らない」と約束したからだ。

◆同議員は約束を徹底的に守った。地方区の住民たちが議事堂に彼を尋ねてきて、仕方なく一緒に地下鉄に乗らなければならないときにも乗らなかった。住民たちを地下鉄の停留場まで案内した後、自分は目的の場所まで歩いて行って彼らと再び会ったりした。税金を自分のお金より惜しんだこのような姿勢のため、同議員は再選に成功した。共和党上院議員がオハイオ州で再選に成功したのは25年ぶりの出来事だった。同議員は今も「貧者のボディーガード(bodyguard of the poor)」と呼ばれる。

◆金元基(キム・ウォンギ)国会議長はこの頃、ソウルに住居のない地方区議員たちの住居問題で悩んでいる。初当選議員60人余りが貸切の家やオフィステルを借りて暮しているが、費用を節約しようとしたら周辺環境が劣悪だとして苦痛を訴えているからだ。「コンテナで寝る気分だ」「少し窓を空けておくことができる家に住みたい」などの泣き言を聞くたびに自分も楽ではない。「後援金は渡さなくても、寝るところだけでも楽にしてあげなければならない…」。後輩たちを見るのが苦しい。

◆国会政治改革特委所属のハンナラ党議員たちが、在任中に不正腐敗に巻き込まれると、直ちに議員職を辞任することを国民に約束する「対国民クリーン協約」を締結しようと提案した。政治資金法が改正されてから1年もしないうちに「現在の法では到底して議員活動をすることができないため、法を改正して企業の後援金を受けられるようにしなければならない」と声を高める議員たちとは対照的だ。「クリーンな政治」を繰り広げることは容易ではない。デワイン議員のような姿勢ではなければ到底できないことだ。

李載昊(イ・ジェホ)論説委員 leejaeho@donga.com