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中国「内政干渉」、台湾は「歓迎」

Posted February. 21, 2005 22:58,   

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米国と日本の外交・国防長官が参加した日米安保協議委員会(2+2会談)が、台湾海峡を共通の戦略目標に設定したことに対し、中国は「国家安全を脅かす挑発」と強く反発した。

一方、独立路線を推進してきた台湾はこれを諸手を上げて歓迎しており、日本のマスコミの大部分が東アジアの平和定着のための転機を作ったと評価した。

▲中国の怒りと日米意図の分析〓中国外交部は20日、日米の外交・国防長官会談直後に声明を出し、「中国に対する内政干渉であり主権侵害」として強く反発した。

共産党機関紙の人民日報は21日付の論評を通じて「中国の主権と領土統合、国家安全に対する露骨な干渉だ」としながら、「中国人民は決してこれを容認しない」と非難した。

中国の外交安保専門家たちは、米国と日本が史上初めて台湾海峡を共通戦略目標に設定したのは、中国を仮想敵国にした両国の世界戦略の一環と分析した。

ある専門家は「米国と日本は、中国の浮上を今後両国の戦略的利益を脅かす最大要素に見なしている」とし、「史上初めて台湾海峡を共通戦略目標にしたのは、中国の経済大国化を軍事戦略の次元で取り上げるという意味だ」と述べた。

香港の各マスコミは「日米は、潜水艦を武器に中国の急速な海軍力増強に対して特に憂慮している」とし、「去年11月中国の核潜水艦が日本領海を侵犯したのが、両国の共同声明の直接的なきっかけになった」と伝えた。

▲台湾「安保に役立つ」〓台湾外交部は20日「台湾安保に大きく役に立つ両国の決定を歓迎する」との立場を明らかにした。

急進的な台湾独立路線を推進してきた李登輝前総統は「中国が台湾独立を反対するために3月立法を推進している『反国家分裂法』は、米国と台湾の反感を買っている」と述べ、「日米共同戦略目標に台湾海峡が含まれることで中国の台湾武力侵攻が難しくなるだろう」と見通した。

▲日本、歓迎の中で対中関係の愼重を促す〓大野功統防衛庁長官は21日「情報の収集、共有、分析など可能なすべての分野で(米国との)協力を強化する」とし、「両国の一体化は一層強固になる」としながら日米同盟の水準の格上げ方針を明らかにした。

NHKを含めた大部分の日本マスコミも、日米両国が共同発表文を通じて全面的な協力を約束しただけに△在日米軍基地の再編△軍基地の共同使用△自衛隊と米軍の役割分担などに対する議論が早まると伝えた。

一方、朝日新聞は社説で「日本は中国の軍事大国化に気を使わなければならないが、中国はあくまでも日本の隣国」と述べて、「日本がすべきことは中国に自制と透明性を要求し、緊張解消に力を尽くすこと」と指摘した。



黃有成 朴元在 yshwang@donga.com parkwj@donga.com