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[社説]盧大統領就任2年、よくやったこととそうでないこと

[社説]盧大統領就任2年、よくやったこととそうでないこと

Posted February. 20, 2005 22:24,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の就任2周年が四日後に迫ってきた。盧大統領と側近にとっては自らお祝いしたい日であろう。しかし、多くの国民は就任記念日を祝賀するよりは、大統領と政府の実績を評価する日にしようとしている。国民の委任を受けた大統領がこの2年間、韓国をどのように率いてきたかを評価するのは国民の権利だ。

本紙が実施した世論調査によれば、盧大統領のこの2年間の国政遂行点数は100点満点で55.9点だった。誰も満足できない成績である。大統領の失敗は、すなわち国家の失敗につながるという点で憂慮せざるを得ない。「国政遂行を間違えている」という否定的な評価も過半数の52.3%だった。大統領の指導力不足、政府与党内の改革勢力の独走が主な原因に挙げられた。これなら、誰の間違いであり、誰が反省しなければならないのか明白だと言えよう。

盧大統領と側近は就任2周年の日を、冷静に祝い、徹底的に反省する日にしなければならない。恥ずかしい成績表を手にした大統領がまず反省して変わってこそ、国民は希望を持てる。分裂と葛藤に染まった試行錯誤を清算し、国民世論の大きな流れに逆らわない政府へと衣替えするきっかけにすべきである。国民は政府が進むべき方向を提示している。圧倒的多数が経済回復を最優先の国政課題に挙げた理由を、軽く見てはならない。

大統領の間違いを指摘して批判する国民の反応は、指導者が国を成功に導いてくれることを願う心によるものだ。小児病的な見方で大統領に対する感情を露にする人は極めて少数に過ぎない。国民の厳正な評価を国の未来のための苦言として受け入れなければならない。

野党ハンナラ党が10大失政と共に10大善政を選んで発表した理由を推し量るのは難しくない。国民は大統領が「脱権威主義志向」など、野党も認めざるを得ない肯定的な統合の目標に専念することを期待している。