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10万ウォン支払って11万ウォン受け取る

10万ウォン支払って11万ウォン受け取る

Posted January. 18, 2005 22:34,   

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L氏は昨年、国会議員K氏に10万ウォン(約1万円)を寄付した。会社員のL氏が今月、年末精算の後返してもらう税額は、寄付金より1万ウォン多い11万ウォンだ。これによって、政治家後援金に対する税額控除の優遇措置が行き過ぎている、との議論が広がっている。

財政経済部(財経部)と国税庁が18日伝えたところによると、政府は昨年から、政党と国会議員に後援金を寄付すれば、納税者1人当たり10万ウォンまで所得税額を控除し、10万ウォンの超過金額に対しては490万ウォンまで所得控除の恩恵を与えることにした。ところが、10万ウォンの税額控除時に所得税につく住民税(所得税額の10%)まで減免対象になるため、実際の控除金額は11万ウォンにのぼる。

税務専門家は、これについて「税額を減免するのは、それだけの税金を返してもらうとの意味も同然」とし「政治家に10万ウォンを寄付したからといって、国民の税金から出る11万ウォンを返してあげるのが正しいことなのか、疑念が抱かれる」と指摘した。

財経部当局者は「10万ウォンを後援金として寄付し、11万ウォンにのぼる税金減免の恩恵を受ける後援者はそれほど多くないだろう」とし「運営の成果を見て、不合理な点が見つかれば、年内に関連法規を改正する際、反映する考え」と話した。



黃在成 jsonhng@donga.com