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青年失業者たち東京で「韓流露店」

Posted January. 05, 2005 22:44,   

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「いらっしゃいませ、お安くします」

去年12月18日午前、日本東京原宿駅で歩いて5分の距離にある代々木公園。午前10時フリーマーケットが開かれるやいなや、公園のあちらこちらに500個余りの露店がいっぱい立ち並んだ。

これら露店の中で韓国人金さん(29)など2人は韓国から持ってきた「韓流商品」を出して、日本人の「韓流マニア」たちを誘惑した。彼らは韓国で300ウォンで買って来たぺ・ヨンジュンとイ・ビョンホンなどの写真を400円に、1万ウォンもしないブロマイドは2000円、ドラマ「冬のソナタ」携帯電話の鎖は300円であっという間に完売した。

金さんは「日本の韓流マニアたちはこれらの製品を本物と思っていて競争力がある」とし「就職も難しいので、長期的に日本人相手の小規模の商品取引やインターネットショッピングモールなどを運営するために、経験も積んでお金も儲けようと商売に跳びこんだ」と話した。

日本で韓流ブームが起きていることを機に、韓国の青年失業者たちが韓流関連のキャラクター商品などを持って日本行きの包み商売に出る場合が増えている。

韓国観光公社によれば、去年1〜11月日本に出国した81万8000人余りのうち31万人余りが20、30代の若者たちで前年に比べて10%以上増えた数値だ。

実際、東京と大阪で非定期的に開かれるいくつかのフリーマーケットや有名観光地では最近、韓国歌手のアルバムや焼酒、のり、ヨン様関連写真などを販売する韓国人青年たちをよく見かける。

オンライン上でも韓流関連商品で、日本で創業を準備しようとするカフェーが相次いで開設されており、関連質問も続々と掲載されている。

国内の有名ポータルサイトに開設された「日本創業カフェー」などは日本で人気のある韓流商品の紹介や露店が可能な場所などをお互いに共有する。

20日頃、大阪を訪問して市場調査をする予定である慶尚北道(キョンサンプクド)にある安東(アンドン)大学3年生の金さん(24、女性)は「韓流ブームで情緒的、地理的に近くなった日本でお金を儲けることができることなどを捜してみて経験も積むために行く」と話した。また、「敢えて就職しようと努めるより小規模の現地創業に目を向ける友達が周辺に多い」と伝えた。

ある旅行会社の関係者は「3月になると、6ヶ月のノービザで入国が可能になるため日本に向かう若者たちはもっと増えるだろう」と話した。

しかし、これに対して憂慮する見方もある。

東京最大の韓国商品流通業社である「韓国広場」の金相烈(キム・サンリョル、44)常務は「小規模の包み商人たちが品物は粗っぽいうえに著作権などの問題があって大型店舗では扱わない」とし「こんな品物が韓流商品のイメージをダウンするのではと心配だ」と話した。

また、ソウル大学社会学科の林玄鎭(イム・ヒョンジン)教授は「大卒者10人のうち6人が就職できない状況で、韓流ブームに乗って日本に向かう若者たちが増えることは当たり前の現象だが、長期的に韓流の成熟と韓日関係の発展に否定的な影響を及ぼす可能性もある」と指摘した。



鄭世鎭 朴元在 mint4a@donga.com parkwj@donga.com