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盧大統領、新年のテーマーは「速度調節」

盧大統領、新年のテーマーは「速度調節」

Posted January. 03, 2005 22:44,   

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盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が3日明らかにした国政運営の中核は「速度調節」と「分権」だった。盧大統領は同日午前、大統領府で首席秘書官・補佐官会議を開き、「先進韓国へと進む総合的で体系的な戦略地図を作ろう」と呼びかけた。

この2年間でまとめた「100大国政課題ロードマップ」について、重要度や優先順位を決めて、任期中にできることとできないことを区分し、個別の課題別に推進速度の緩急を調節するように指示したものだ。

03年2月、参加型政府発足の際、253項目だった国政課題ロードマップは、昨年上半期に100大ロードマップに一度縮小整理された。大統領諮問政策企画委員会は、06年までに100大ロードマップの政策化作業を全て完了し、このうち48の政策は任期中に実行を終了する計画だ。

一方、盧大統領は同日の会議で、南アジアの巨大津波被害国に日本が5億ドルを支援することにしたことについて、「評価に値する事だ。経済力に顕著な差があるため、韓国が支援を主導することはできないが、より積極的に考えなければならない問題だ」と指摘した。

盧大統領は国内政治分野については、党政分離と首相中心の国政運営を二大柱とする「分権」を重ねて強調した。

盧大統領は、「党政分離の原則は国民に対する約束であり、政治の自生力を育てるためにも重要な問題だ。この原則が崩れないようにし、政務的な事案は党を信じて任せるのが原則だ」と述べた。この発言を巡っては、昨年末の国会で国家保安法廃止や過去史法制定が成立しなかったが、これを現実として受け入れる、という意味が盛り込まれているという解釈も出ている。

盧大統領はまた、「大統領秘書室は大統領の課題を中心に業務を進める一方で、首相を支援する役割もするように」と述べた上で、「人事問題についても重要な決定は首相と十分な事前協議を経て、首相の内閣統括権を最大限後押しする」と明らかにした。盧大統領は環境が整えば、人事権を完全に首相に渡す考えまで持っていると言われている。

一方、盧大統領はマスコミとの関係について、「健康な緊張関係と共に健康な協力関係を作っていこう。かつての非合理的で不当な共生関係に戻らず、健康で円滑なコミュニケーションを行う関係を定着させよう」と述べた。



金正勳 jnghn@donga.com