Go to contents

新駐米大使に洪錫鍱氏を内定

Posted December. 17, 2004 23:20,   

한국어

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は最近、辞任を表明した韓昇洲(ハン・スンジュ)駐米韓国大使の後任として、洪錫鍱(ホン・ソッキョン、55歳)中央日報社会長を内定した。

大統領府の関係者は16日、「盧大統領が韓米関係の一層の進展に向けて、駐米大使を交代させる方針を固め、世界新聞協会(WAN)の会長を務めている洪会長を後任に起用することにした」と述べた。新聞社の会長を駐米大使に抜擢したことは、破格の人事と受け止められている。

これに関連して金雨植(キム・ウシク)大統領秘書室長は、同日行われた大統領府担当の記者らとの懇談会で、「政府レベルでの韓米関係は深まっているが、米国内の世論や識者層の世論は必ずしもそうではない。盧大統領が『切り札』を準備しており、これを出せば大いに驚くだろう」と語った。

洪会長は韓国新聞協会会長を務めており、2002年5月アジアの言論関係者としては初めてWANの会長に就任し、今年6月に再選を果たした。

一方、韓駐米大使はラムズフェルド米国防長官主催の外交行事に出席せず、奥さんの出版記念会に出席したことが問題となって、9月に辞任を表明していた(本紙9月24日付けA1面で報道)。

一方、盧大統領は年明けに3〜5つの省庁に対する部分的な内閣改造を行う予定だが、来年は経済再生に全力で取り組む方針であるため、李憲宰(イ・ホンジェ)副首相兼財政経済部長官は留任させる考えであることを、金室長が明らかにした。

同室長は「李副首相には頑張ってもらっており、政府は今年で政争に終止符を打ち、来年は経済問題に全力を傾注すると意気込んでいる。走っている馬の騎手を乗りかえらせることは望ましくないというのが、大統領府の考えだ」と話し、李副首相の留任を明確にした。

盧大統領は大統領秘書室の人事異動を行う場合、金室長や首席秘書官、首席補佐官はほとんど留任させる一方で、国務総理の権限を強化するため、大統領政策室の一部の機能を見直すものと見られる。



金正勳 jnghn@donga.com