Go to contents

ソウル−忠南−全北でも「修能不正」

Posted November. 30, 2004 23:00,   

한국어

今年、大学修学能力試験(修能)で携帯電話を利用した不正行為が光州(クァンジュ)だけでなく、ソウルと忠清南道(チュンチョンナムド)、全羅北道(チョンラブクド)地域でも広範囲になされていたことが30日、確認された。

特に、少なくとも二つのグループは、光州と同じく10人あまりが徹底的な役割分担を通じて組織的に不正行為をしていたことが明らかになり、捜査対象者は大幅に増える展望だ。

これまで、うわさだけであったで不正行為が、全国的かつ組織的なものであった事実が確認されたことから、教育当局の試験管理における監督不行き届きなどに対する非難世論が高まる中、修能の公信力は致命傷を負うことになった。

ソウル地方警察庁サイバー捜査隊は30日、「SKテレコムとLGテレコムの文字メッセージを分析した結果、ソウルと忠南、全北、全南、光州などから21クループ82人が不正行為に関わった事実を確認した」と発表した。警察は同日から、関連者たちを召還して取調べを行なっている。

警察によれば、地域別にはソウル4グループ10人、忠南2グループ4人、全北8グループ39人、光州・全南7グループ29人で、京幾、江原、嶺南(キョンギ、カンウォン、ヨンナム)圏は不正行為関連者がいない。

これで、全南地方警察庁が捜査中の4クループ183人を含めた不正行為捜査対象者は計25クループ265人で、代理試験受験者まで含めば267人にのぼる。

しかし、警察の関係者は、「まだ1万2000件あまりのKTF文字メッセージ記録を分析してない。各地方警察庁別に代理試験受験者の捜査にも力を入れているので、不正試験捜査対象者は増えることとみられる」と言った。

特に、全北と光州地域の学生の文字メッセージ送信内訳を分析した結果、「中継組」がいわゆる「選手(韓国の俗語で、「ベテラン」と言う意味)」から送られてきた答案を取り集めた後、これを5、6人の受験生に送っていた事実が明らかになるなど、二つのグループが組織的な不正行為をしていたことが分かった。

警察関係者は、「大学入学試験日程が差し迫っているだけに、できるだけ急いで捜査を締め括る」と言った。

一方、教育人的資源部は30日午後、不正行為の発生した五つの市道教育庁副教育監と中等教育課長、韓国教育課程評価院の関係者などが出席した中、緊急対策会議を開いて、不正行為者の修能成績無效処理基準などを論議した。

徐南洙(ソ・ナムス)次官補はブリーフィングで、「不正行為者リストが6日までに通報されれば、14日の成績表発表と、その後の大学入学試験選考日程には差し支えがないと思われる。修能再試験なども取り上げられているが、誠実で正直な一般受験生に被害を与えてはいけないと言うのが教育部の立場」と発表した。

彼はまた、「不正行為への加担程度と類型があまりにも多様で、『無效処理審査委員会』を構成し、処理基準と個別事案を審査して決めるつもりだ」と言った。