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「韓国核の安保理付託に反対」

Posted November. 25, 2004 22:56,   

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米政府が25日、オーストリア・ウィーンで開幕した国際原子力機関(IAEA)の定例理事会に先立ち、米代表団に、韓国核物質実験問題を国連安全保障理事会に付託することについて反対立場を表明するように、との指針を下していたことが確認された。

匿名を求めた米政府当局者はこの日、東亜(ドンア)日報との電話取材で、米国の立場を盛り込んだ「最終的な指針書(Final instruction)」を米代表団に渡したとし、このように伝えた。米政府はこの指針で、米代表団に、韓国政府の積極的な査察受け入れを指摘し△韓国核実験関連問題の安保付託に反対すること△他の理事諸国が安保理付託を次回理事会で協議しようと提案しても反対すること−−を明確に指示したとのこと。

韓国の核物質実験問題を担当してきた米政府当局者は「米国は、韓国の問題を『IAEAレベルで締めくくろう』との方向で意見をまとめた。日本と中国も同じ立場を取るものと見込まれる」と述べ、米国が日中両国も説得したとのことを示唆した。また、ウィーン現地の米代表団も25日、ワシントンに送った報告書で、数日前までも「次回理事会で韓国問題を安保理に付託するかどうかを決めよう」との立場を表明していた1〜2国もこれ以上「のちほど協議すべき」との見方を示さないだろう、と見込んだ。

これに関連、ウィーンで詰めの交渉にあたっている外交通商部(外交部)の崔英鎮(チェ・ヨンジン)次官は「当初、安保理に報告したり、次回理事会で決めようという立場を示していた国家の相当数が、今回いったん締めくくろう、という方向に傾いている」と雰囲気を伝えた。しかし、米政府当局者は「理事会が行われる途中、突発的な要素が働いた場合、状況が変わる可能性もなくはない」と付け加えた。



金正眼 琴東根 credo@donga.com gold@donga.com