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ブッシュ?ケリー?…どうなる韓半島への影響

ブッシュ?ケリー?…どうなる韓半島への影響

Posted November. 02, 2004 23:00,   

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韓米同盟を夫婦関係に比喩すれば、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は米大統領選挙の勝者と今後3年間余り「相性」を合わせなければならない。

進歩的な参加型政府は保守的なブッシュ大統領より、民主党のジョン・ケリー候補ともっと似合うのではないかという観測が少なくないが、北朝鮮の核問題とイラク派兵、韓米同盟再調整といった韓米間の主要懸案別によく考えてみれば「必ずしもそうでもない」という反論も少なくない。

▲「候補は二人だが、安保政策は一つ」〓与党ヨルリン・ウリ党の崔星(チェ・ソン)議員(国会統一外交通商委員会)が最近、統一部と外交通商部(外交部)の事務官級以上の職員160人を対象に行ったアンケート調査によると、米朝関係の改善と関連して、ブッシュ大統領よりケリー候補に対する好感度が高い。

「誰が当選すれば、米朝関係が改善するものとみるか」という質問に、統一部の職員たちの間で「ケリー」という回答が58%も出たが、「ブッシュ」は一切票を得ることができなかった。外交部は「誰が当選しても何の影響もないはず」(61%)という回答が最も多かったが、米朝関係改善のためにはやはりブッシュ氏(1%)よりケリー氏(37%)の当選がもっと好ましいと回答した。

公務員たちのこのような期待とは裏腹に、専門家らは米国の政権交代が短期的には韓米関係や米朝関係の雰囲気転換をもたらすかも知れないが、構造的変化や改善につながることはないものとみている。

1日、東アジア研究院の国家安保パネル(委員長・河英善ソウル大学教授)が発行した政策報告書『2004米大統領選挙と韓半島』は、「米社会は大統領選挙で二つに分かれたが、安保政策は一つ」と明らかにしている。

ブッシュ大統領とケリー氏の誰が当選しても大量破壊兵器(WMD)拡散防止と対テロ戦遂行を最優先外交安保政策の目標として維持するはずなので、断固たる対北朝鮮政策の大きな枠組みには変化がないだろう、という指摘だ。

▲韓米間懸案の行方は?〓政府のある当局者は「イラク情勢の変化のためにはケリー氏が良さそうで、北朝鮮核問題を巡る6者協議の持続性のためにはブッシュが良さそうだ」と話した。ケリー氏が当選すれば、在韓米軍の削減が多少延期されるだろうという一部の期待に対して、国防部のある関係者は「すでに韓米間で削減規模と時期について合意したため、大きな変化はない」と話した。

▲歴代韓米政府の関係〓代表的な最悪の「相性」は朴正煕(パク・ジョンヒ)政権とジミー・カーター政権だった。全斗煥(チョン・ドゥファン)大統領とレーガン大統領は密月関係を送ったが、韓国政府の脆弱な正統性にもかかわらず「反共」という共通の理念が韓米関係を導いたからだ。金大中(キム・デジュン)大統領はビル・クリントン政府とは密月だったが、ブッシュ政権とは相性があわなかった。

外交安保研究院の金聖翰(キム・ソンハン)教授は「今後韓米両国は、北朝鮮の核脅威などを巡る韓米間の認識の格差などを埋めていかなければならない」とし「そうでなければ米国が韓国と協議はするものの、結局自分たちの立場を貫く『協議された一方主義』に出る可能性が大きい」と話した。



夫亨權 bookum90@donga.com taewon_ha@donga.com