盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は27日、8ヵ月連続し空席状態にある民主平和統一諮問会議の首席副議長(閣僚級)に李在禎(イ・ジェジョン)元新千年民主党(民主党)議員を任命した。
盧大統領はまた、政府公職者倫理委員長に李容勳(イ・ヨンフン)元最高裁判事を、科学技術部次官に崔石植(チェ・ソクシック)科学技術部・企画管理室長をそれぞれ任命した。
新任の李副議長は2002年の大統領選直前、韓火(ハンファ)グループから10億ウォン(約1億円)に相当する債券を受け取って民主党に渡した疑いで、逮捕・起訴され、第2審で罰金3000万ウォンの刑が確定された。
今年4月の総選挙に出馬したが落選した尹徳弘(ユン・ドクホン)前副首相兼教育人的資源部長官が、最近、精神文化研究院長に任命されたことに続いて、大統領選の不正資金事件にかかわった疑いで50日間服役した李元議員が平和統一首席副議長に任命されたことによって、「恩返しの人事」だという非難が広がっている。