Go to contents

ロシア沿海州で北労働者45人が「疑問の脱出」

ロシア沿海州で北労働者45人が「疑問の脱出」

Posted October. 26, 2004 23:36,   

한국어

ロシア沿海州で働いた北朝鮮労働者45人が勤務地を離脱して極東カムチャツカ半島まで行ってからロシア移民当局に逮捕されたことが26日、明らかになった。

カムチャツカ内務省移民局は同日「不法に領内に入って来た北朝鮮人45人を逮捕しており、彼らを沿海州に返す」と発表した。

労働者たちは沿海州にあるロシア太平洋艦隊基地で働く派遣労働者たちで、基地を無断で離脱したという。太平洋艦隊施設には現在150人の北朝鮮労働者たちが働いている。

逮捕された北朝鮮人たちは「より良い仕事先を求めて飛行機で沿海州からカムチャツカまで来た」と話しているが、カムチャツカにはこれといった仕事先がなくて彼らの脱出経路と動機に疑問が生じている。

厳しい統制を受けている北朝鮮労働者たちが集団的に航空機を利用して移動することができるようになった経緯も明らかにされていない。沿海州からカムチャツカまでは直線距離で2300kmに達する。

このため、労働者たちがカムチャッカで船を利用して第3国に密航しようとしたのではないかという疑問も提起されている。

ウラジオストックの崔在根(チェ・ジェグン)総領事は「すべての可能性を念頭に真相を調べている」と明らかにした。総領事館によると、ロシア極東地域には沿海州1200人余り、サハリン300人余りなど4000人余りの北朝鮮労働者が働いている。ほとんどは建設労働者と林業労働者たちだ。

1990年代初め、ハバロフスクの木材伐採場で一部北朝鮮労働者たちが現場を離脱して脱出した例があったが、最近では統制強化で離脱例がほとんどなかったことが知られている。公式的にカムチャツカに派遣された北朝鮮労働者はいない。



金起顯 kimkihy@donga.com