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景気低迷でガラス張りのサラリーマンは税負担増

景気低迷でガラス張りのサラリーマンは税負担増

Posted October. 13, 2004 23:02,   

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景気低迷のあおりを受け、税金がきちんと納められずにいる中で、サラリーマンの税負担だけが増えていることが浮き彫りになった。

所得がガラス張りであるため、税金が源泉徴収される労働者が税収の埋め合わせの犠牲になっているという指摘も出ている。

13日、財政経済部(財経部)がハンナラ党の崔鍫煥(チェ・ギョンファン)議員に提出した国政監査の資料によると、今年上半期(1〜6月)に徴収した労働所得税は4兆73億ウォンで、昨年同期(3兆5810億ウォン)に比べ11.9%増えた。しかし、同期間全体の国税徴収額は56兆8256億ウォンで、昨年上半期に徴収した国税56兆9169億ウォンより0.2%減っていた。

このため、国税で労働所得税が占める割合も昨年上半期の6.3%から今年は7.1%と、0.8ポイント上昇した。

これは、景気の低迷が続いている中で、法人税、特別消費税、証券取引税などは未納者が増えているのに対して、サラリーマンの所得税は決まった賃金によって源泉徴収されるためと分析される。

政府は、今年下半期(7〜12月)にも労働所得税の徴収額を昨年同期比17.5%高い5兆6231億ウォンと予想している。

崔議員側は「政府が来年度の税収入予算で労働所得税を今年の税収入予算より15.6%高く組んだのは、「ガラス張りの財布」であるサラリーマンをかもにしている」と指摘した。

これに対し、財経部の関係者は「労働所得税は源泉徴収を行う税目であるため、政府の意志によって変わったりするものではない。今年、実際収められた労働所得税と比べれば、来年の税収入予算で労働所得税が過度に高く策定されたわけではない」と主張した。



朴湧 parky@donga.com