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ベトナムに北朝鮮説得を要請 6者協議で盧大統領

ベトナムに北朝鮮説得を要請 6者協議で盧大統領

Posted October. 10, 2004 23:18,   

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ベトナムを訪問中の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は10日、ハノイでベトナムのチャン・ドク・ルオン国家主席と2時間に渡って首脳会談を開き、01年8月に両国が合意した「包括的パートナー関係」をさらに発展させることで合意した。

盧大統領は会談で、「北朝鮮核問題解決のための6者協議が成功するには、北朝鮮が決断を下さなければならない。このためには改革と開放への自信がなければならない」とし、「開放政策に成功したベトナムが北朝鮮を説得してほしい」と要請した。盧大統領はまた、「北朝鮮が韓国の核物質実験を6者協議と関連づけて問題視している」としながら、「比較的北朝鮮と近いベトナムに『この実験は核兵器開発とは無関係だ』というメッセージを北朝鮮に伝えてもらいたい」と述べた。

これに対して、チャン・ドク・ルオン国家主席は、「北朝鮮が話を聞くかどうか分からないが、努力してみる」と返答した。チャン・ドク・ルオン国家主席は02年にも、北朝鮮を訪問して韓国政府のメッセージを伝えたことがある。

盧大統領は、韓国のベトナム戦参戦による両国の過去問題について、「韓国国民は心に負い目があり、それだけにベトナムの成功を心から望んでいる」と迂回した表現で言及した。

同日の会談で両国は、△韓国企業が担うことになったハノイ新都市開発事業の早期承認、△SKテレコム、LG電子、東亜エレクトコムのベトナム移動通信事業合作投資の進出、△30万坪規模の韓国中小企業専用工業団地の推進、△原子力発電、天然ガス、石油の共同開発に合意した。

一方、盧大統領は同日午後、ベトナム共産党本部を訪れて、ノン・ドゥック・マイン中央総書記に来年上半期中の韓国訪問を公式要請した。

これに先立ち盧大統領は、ベトナムの父として仰がれているホーチミンの墓所を訪れ献花し、遺体の安置されたガラスの棺の前で10秒ほど黙祷した。



金正勳 jnghn@donga.com