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町村外相、「A級戦犯の分祀反対」

Posted October. 05, 2004 21:49,   

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先月末の内閣改造で日本外交の司令塔に就いた町村信孝(59)外相が、歴史問題や北朝鮮関係について、連日「強気の発言」をしている。

町村外相は3日、テレビ朝日の討論番組に出演し、靖国神社に合祀されているA級戦犯の分祀について反対の立場を明らかにした。町村外相は、「靖国神社が自発的になさるならともかく、政治なり、権力者が『分祀しなさい』と言うのは、信教の自由に対する権力の介入、政治の介入だ」と主張した。

A級戦犯の分祀は、韓国や中国が小泉首相の靖国神社参拝に反発したことで、日本政府が妥協策として検討してきた案だ。新外相の反対は、隣国の批判には気を使わないという意味にも解釈される。

町村外相は就任直後、小泉首相の靖国神社参拝についても、「国家のために命を捧げた方々を追悼することは当然の行動だ」として積極的に擁護した。

町村外相はまた、日本人拉致問題解決のための日朝実務協議が成果なく終わったことに対して、「条件を満たさなければ、日本も『天下の宝刀』を抜くこともあることを明確にしなければならない」と述べ、北朝鮮への経済制裁をほのめかした。日本のマスコミは、「この発言が、国民感情にアピールするかも知れないが、北朝鮮との国交正常化を推進中の現内閣の政策基調とは異なる」として、対北政策の混乱を憂慮した。

衆議院当選7回で、文部科学省などを歴任した町村外相は、「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の会員として活動するなど、右翼性向の人物。東京の外交街では、川口順子前外相と山崎拓元自民党副総裁が首相の外交補佐官に任命されたことで、自分の立場が弱まることを懸念して、極端な選択をしたと分析した。

日本経済新聞は、「新外相の積極的な発言の裏には、外交の主導権を首相官邸に奪われるかも知れないという憂慮がある」と伝えた。



朴元在 parkwj@donga.com