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朴賛浩はまずまずの成績 イチローは新記録更新でシーズン終了

朴賛浩はまずまずの成績 イチローは新記録更新でシーズン終了

Posted October. 04, 2004 22:12,   

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「1999年4月24日、LAドジャースタジアムでフェルナンド・タティス(当時セントルイス・カーディナルズ)、米大リーグ史上1イニング2本の満塁本塁打。」

「02年7月1日、シアトル・セイフコフィールドで『鉄人』カルリプケン・ジュニア(ボルチモア・オリオールズ)、最後のオールスター戦で本塁打を放ち最優秀選手(MVP)受賞。」

「01年10月6日、サンフランシスコ・パシフィックベルパークでバリー・ボンズ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)、71号本塁打で大リーグ新記録達成。」

テキサス・レンジャーズの朴賛浩(パク・チャンホ、31)にとってもお馴染みの場面だ。彼らが新記録を塗り替えたときに、マウンドに立っていた投手が朴賛浩だったからだ。一時期、大リーグのトップクラス投手として認められた朴賛浩だが、とくに「新記録の被害者」になったことも多かった。

そのため、4日、セイフコフィールドで行われた今季最終戦で、シアトル・マリナーズのイチローとの対戦が負担に思えてもおかしくなかった。最多安打新記録を立てたイチローにシーズン最後の安打を許せば、再び不名誉な名前を取り上げられることは間違いない。

しかし、朴賛浩は1安打こそ許したものの、3打数1安打とイチローを良く制止し、最終安打(新記録)の犠牲にはならなかった。しかも先発7イニングを2安打無失点と好投し、自分の役割をみごと果した。

1回の第1打席、イチローを左翼フライに打ち取った朴賛浩は、3回1死後、中前安打を許した。しかし、5回には2塁ゴロに仕留め、イチローとの対決では引き分け。3回とも全て145〜146kmの直球。イチローは朴賛浩に対しては通算18打数4安打(打率2割2分2厘)と苦手にしている。

8回、テキサスのブライアン・シャウスを相手に中前安打を追加したイチローは262安打で栄光の一年を終えた。彼は、「今はどんな気持ちかよく分からない。歳月が立った後、『凄いことが起きたんだな』と思うことになりそうだ」と話した。

最高球速153km(約95マイル)を記録した朴賛浩は、同日の勝利で4勝7敗、防御率5.46でシーズンを終えた。テキサスで3年目を迎えた彼は、シーズンの半分ぐらいを負傷者リストに上がった状態で送り、今年もチームの大きな力にはなれなかった。



金相洙  ssoo@donga.com