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米大統領選初の討論会、対北朝鮮政策巡り論戦

米大統領選初の討論会、対北朝鮮政策巡り論戦

Posted October. 01, 2004 21:57,   

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11月2日米大統領選挙の最大の正念場となるブッシュ大統領とケリー民主党候補の第1回テレビ討論会が30日午後9時(現地時間)から90分間、フロリダ州マイアミ大学の体育館で行われた。

外交安保をテーマにした同日の討論で、ケリー候補は「ブッシュ大統領がイラク戦争にのみ目を向け、2年間北朝鮮との対話を拒んでいる間に北朝鮮は4〜7個の核兵器を保有した」と主張した。

ケリー氏は、自分が大統領に当選すれば、休戦協定、経済および人権問題、非武装地帯(DMZ)問題、核問題など北朝鮮関連のあらゆる懸案問題を取り上げる米朝二国間対話を行う考えを明らかにした。

これに対して、ブッシュ大統領は「北朝鮮がクリントン政権と取り付けた米朝枠組み合意をきちんと履行せず、6者協議にまで持ち込まれた。米朝二国間対話を行えば、6者協議は形骸化し、それこそ金正日(キム・ジョンイル)の思う壺だ」と反論した。

ケリー候補は、「核拡散が外交安保の最大の脅威だ」とし「今やイランと北朝鮮が(イラクより)もっと危険だ」と述べ、北朝鮮の核問題をはじめ対北朝鮮政策を外交安保政策の主要課題に位置づけていることをほのめかした。

イラク戦と関連し、ケリー候補はブッシュ大統領が途方もない判断の誤りで戦争に踏み切ったと攻撃し、自分が大統領になれば同盟国との協力を強化してテロとの戦いを有利に運べると主張した。

ブッシュ大統領は「ケリー候補はイラク戦が誤りだと決め付けながらも、イラクで米国の成功を導くと言うのはつじつまが合わない。フセイン政権を倒して世界はより安全になった」と強調した。



權順澤 金影植 maypole@donga.com spear@donga.com