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韓国大使館駆け込んだ脱北者 中国に「韓国亡命」条件で引き渡す案打診

韓国大使館駆け込んだ脱北者 中国に「韓国亡命」条件で引き渡す案打診

Posted September. 30, 2004 21:55,   

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政府は凶器を持って暴力を振るいながら、中国北京の韓国大使館に駆け込んだ北朝鮮脱出者たちの処理と関連して、条件付きで中国側に一行の身柄を引き渡す案を積極的に検討していることが30日、確認された。

政府の要求条件は、中国政府が「関連調査と司法処理が終わった後、韓国行き」を保障することだ。

これは、中国政府が北京の外国公館に駆け込みを図る脱北者の凶器所持及び暴力行使を「一種のテロ行為」と規定して、一行の身柄問題で「無条件引き渡し」を要求していること(東亜日報9月14日付、A2面報道)に対する政府の妥協案だ。

ある韓国政府関係者は同日、「政府は暴力行為をはたらいた脱北者の条件付き身柄引き渡し案を最近中国に伝えており、両国の間で協議が進行中だ」とし「韓国行きを希望する脱北者全員を受け入れるというのが政府の原則だが、それでも不法や暴力まで容認することは難しい」と話した。

中国政府は、先月10日に凶器を所持して韓国大使館に逃げ込んだ脱北者と、6月に偽造手榴弾を持って逃げ込んだ他の脱北者など2人が、「明白に中国の刑法を違反した」として身柄を引き渡すことを韓国側に強く求めてきた。

しかし、脱北者を支援する市民団体は「脱北者たちが大使館に駆け込むために凶器を所持したり、暴力を振るったりすることは、自由を得るためにすることであり、一般的刑法違反と区分しなければならない」と反発しており、論争が予想される。



夫亨權 bookum90@donga.com